藤沢に引っ越してきて約10日。
今のところ、環境にはとても満足している。
特に気に入ってるのが、家の近所の公園。
徒歩2分ぐらいのごく近くに、こんなところがある。
広さはまあそこそこだが、一面芝生で、歩いていてとても気持ちいい。
ここにマンサンを履いて行くのが、今の日課。
※マンサンって何?って思った人は、ここやここを読んでください。ざっくりいうと、トレイルランニング界で開発された、極めて裸足に近い感覚で歩いたり走ったりする履物。市販品ではなく、自分の足に合わせて手作りする。
まあ、僕はトレイルランナーじゃないし、ほぼ、ぶらぶら歩き専門だけどね。
以前住んでいたところ(江東区東陽町)も気持ちのいいエリアではあったが、こういうナチュラルな地べたを歩ける場所が、近所になかった。
マンサン履いても、アスファルトの上ばっかり歩くのは、あまり気持ちのいいものではない。
芝生の上だと、感触が全然違う。
しかも、、ここなら裸足になっても気持ちいい。
マンサンは裸足に極めて近い履物ではあるが、これとて裸足ではない。
裸足歩きの気持ち良さを味わうなら、裸足になるのが一番である。(というか、、本来は、裸足になるしかないのである)
で、、、芝生の上でしばらく裸足歩きを楽しんだ後、、再びマンサンを履いて公園の奥の方へ歩を進めると、、
奥の小山へと登っていく、遊歩道がある。
これは、この辺りの自然公園を周回する遊歩道の入り口。
はい。こんな感じのコースが、たぶん2、3キロほど続いている。
ぐるりと1周するルートをてくてく回ると、まあ1時間弱、ってところだ。
ここをマンサンで巡るのが、今、とっても楽しい。
芝生裸足のあと山道に入ると、いきなり入るよりも、なんだか調子がいいのだ。
芝生を裸足で歩いてるうちに、何かが「整う」のかもしれない。
で、、今日はまた一つ、発見があった。
このコースはけっこうアップダウンがあり、そういう区間はたいてい、階段状に整備されている。
まあ、歩きやすいようにとの配慮だとは思うけれど、、こういう階段って、実は意外と歩きにくい、と僕は感じている。
特に、下りが、案外厄介なのだ。
一段ごとの段差を降りるたびにドスンドスンという衝撃があって、けっこう足にダメージがたまるのである。
で、、、今日はコースの途中でふと思いついて、いつもお腹に巻いているヒモトレのヒモを外し、「ヒモパン」という巻き方に変えてみた。
※ヒモパンの巻き方はこちらを参照ください。
この巻き方をすると歩行中の脚の運びが軽くなるので、登山などをする時はとても役に立つ、と言われている。
この遊歩道コースはまあちょっとした登山のようなものだし、何か足しになるかも知れんから試してみよう、と、そんな気持ちだった。
すると、、、
巻いて歩き始めると、ちょっと意外な変化が感じられた。
目で見えている視界が、それまでよりも上にシフトしているのだ。
これはおそらく、外から見たら、姿勢が変化して、うつむいて地面を向いていた顔面が正面(あるいはもうちょっと上)を向くようになった、ということなんだろう。
僕も含めたたいていの現代人は、スマホやタブレットを見つける時間が日常的に長いので、視線を下に向けたうつむき姿勢が体に染み付いている。そんな人は、歩くときも、視界の中に自分の足が見えていることが多い。
これは、ホモ・サピエンス本来の直立二足歩行姿勢とは異なる姿だが、いまやそんな姿勢の人の方が多数派だ。
それがどうやら、ヒモパンとマンサンによって、本来の直立二足歩行姿勢に戻った(近づいた)ようなのだ。
もっとも、姿勢の変化は勝手に(無意識のうちに)起きたもの。自分の実感としてはむしろ、視界の変化の方を察知する結果となった。
それまでは、視界の下端の方にいつも自分の足が見えていたのに、それが消えて、代わりに視界の上の方に空が入り込んできたのである。
「わお、空が見えるぞ!」
そんな感じなのだ。
で、、、問題の、下り坂にやってきた。
それまでの自分の歩き方だと、階段状の下では特に、足元に注意を払いながら歩いていたので、目線はいつも足元をガン見していた。
視界に映る光景のイメージは、まあ、こんな感じだ。
それが、ヒモパン効果で視界が上がったことで、こんな感じに変化したのだ。
視線が主に捉えているのは、今までより2、3メートル先のあたり。
足元も、周辺視野でぼんやりと捉えてはいる、、けれど、ガン見するという感じではない。うっすら見えてるかな、どうかな、ぐらい。
で、、こうなると、目があまりちゃんと見ていない分だけ、足先や足裏の触覚センサーの責任が大きくなる。
そうすると、、実感としても、足で感じている地面(階段)の感触の存在感が、グッと大きくなる。
面白いことに、こんなふうにして触覚を重視しながら歩く方が、なんだか歩きやすい気がする、のである。
まあ、、、これはまだ、今日見つけたばかりなので、どんな意味があるのかはよくわからない。
これからも注意してみよう。