食べる順番療法 その2 よく噛んで、ゆっくり食べる効用
(前回の続きです)
「食べる順番を変えたけど、血糖値が変わらない」という方には、
食べるスピードが速いという共通点があるようです。
この療法を提唱している梶原先生は
「食べる時間を意識すること」もっと具体的に言うと
「野菜を食べ始めてからご飯を食べるまでに、最低でも10分以上はかけること」
という目標を提示しています。
時間をかけてゆっくり食べると、食事量は自然に少なくなりますから、
昔から良く言われている「腹八分目」が簡単に実現出来てしまう、
という嬉しい効果もあるのです。
他にも、噛むことには
「唾液が出て消化・吸収が良くなる」
「唾液が有害な菌を中和してくれる」
「脳への血流が良くなり認知症の予防になる」
「顎の筋肉が強化されることで全身の筋肉も活性化する」など、
たくさんの良い効果があります。
食べる順番と合わせてぜひ意識してみてください。
< 噛む回数を増やすために >
・ パンやパスタなどの粉食よりも、ご飯のような粒食にする
・ 噛み応えのある食材を使用したおかずにする
・ 具材を大きめに切る
・ 飲み込みそうになったら「あと10回」を心がける
食材は、噛めば噛むほど美味しさが感じられてくるものですが、
これはからだがその食材を欲しているという「本能」が機能している証拠。
「美味しい」とか「あれが食べたい」というからだの声は、
何より精巧なセンサーですから
「からだの声」に耳を傾けていれば、
本来は食べる順番も「絶対これでなくては」というこだわりを持ち過ぎることはありません。
(但し、習慣からくる「惰性的な欲求」は「からだの声」ではありませんのでご注意を)
体質も環境も人それぞれ。
最初は順番を意識していても、からだのリズムが調ってくることで、
自ずと健康に良い順番になっていることと思います。
参考文献
『なぜ、「食べる順番」が人をここまで健康にするのか』(三笠書房) 梶山静夫・今井佐恵子 著
『あなたに贈る食の玉手箱』(ワニ・プラス) 星澤幸子・鳴海周平 著
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