ウルトラマンブレーザー、最高でした。
先にオススメポイントだけ書きますと、
仮面ライダードライブやハート様、蕨野友也さんが好きな方
「ウルトラマン興味あるけど過去作を知らないから付いて行けるか不安」という方
あるいはシリーズ初期数作(Q~セブン)を知ってる方
いずれか(特に上から2つ)に該当する方には是非ともオススメです。
以下、自分のブレーザー体験と簡易感想等です。
ウルトラマンブレーザーとの出会い(&感想)
自分、ウルトラシリーズはウルトラQと初代を全話、ウルトラセブンをまだ途中までしか見ていません(一応他にも触れた作品はあるのですが見たのが昔すぎて記憶からほぼ消えてしまっているのでここでは除外します)。
なので前々から「新しくウルトラマンに手を出したいな~、平成ウルトラマン一作目のティガにしようかな~」とか考えていたのです。
でもティガはレンタルや配信が全然見当たらなかったり、と言って後のウルトラマンは過去作のウルトラマンや怪獣、組織が出てくる事もあると聞くので十全に楽しむにはもっと後の方が良いかな~とか思っていたんですよ。
そんな折、新作としてウルトラマンブレーザーが発表。
なんと主演は、仮面ライダードライブでハート様を演じた蕨野友也さん!!
仮面ライダードライブ、そしてハート様も大好きな自分はメチャクチャ燃えました。
敵幹部でありながら実に魅力的なライバルキャラでもあったハート様。
ストーリー上での活躍のみならず、演じる蕨野さんの演技もスゴく良かった。
特に最終回(47話)なんて、魂に刻まれる熱演でした。
画像だけで泣けてきそうな程です。。
「いくら十全に楽しむには過去作を知ってた方が良いとしても、蕨野さんが主演となれば思い切って見るしかないんじゃないか?」
そう考え、ウルトラマンブレーザーを見る決心をしたんですよ。
メッッッチャ面白かった。。
とにかくストーリーが面白い(第9話「オトノホシ」とか凄い傑作でした)し、
各話冒頭に出る影絵↑が素敵すぎるし、
どの怪獣も個性的かつ魅力的だし(特にゲードスやタガヌラー、ニジカガチがお気に入り)、各隊員も同じく個性的かつ魅力的だし、
味方メカのアースガロン↓が凄くカッコいいし、
あと軍事描写がとてもリアルなんですよ(ミリタリー知識は持ち合わせてないんですが、素人ながらに凄くそれっぽいと感じられるリアリティでした)。
部隊間・隊員間の通信連絡模様だったり、他の部隊との折衝だったり、
いちいち「ブラボーで待機」等の発令を出してたり、アースガロン搭乗員のシフトが組まれてたり、アースガロン操縦の訓練や手順やらだったり、怪獣が出現してても上の許可を得ないと出撃できなかったり、新兵器のテスト時には各所のお偉いさんが視察しに来てたり、等々、凄く凝ってるなぁ~と、惹き込まれるリアルさでした。
それでいてシリアスなムードの最中でも急にコミカルな要素をぶっこんでくるのが半ば恒例と化している作風なのもあってか、見辛さとか堅苦しさはなかったです。
怪獣の生態や能力、その対処法にも科学的知見が絡んで来たりして、これまた惹き込まれるし面白いし、流石はSFたるウルトラマンだな~と思わされました。
OPやEDもとても良いんですよ。
全曲良いですが特にMindaRynさんによる前期ED曲「BLACK STAR」が大好きです。
EDなのにアップテンポでカッコイイ曲。
それが各話のダイジェスト映像と共に流れるので、見終わったばかりの回の名シーンを見ながらむしろテンションが熱く上がるんですよ。
普通EDと言ったらしっとりした気持ちになるのに真逆っていう。
公式MVも公開されてるので是非どうぞ。
そして映像クオリティも凄い凄い。圧倒されました。
実写の特撮、ミニチュア撮影にしろ、CGにしろ、それらの合成にしろ、映像の出来や迫力が凄くて見入る見入る。
「いま映画見てるのかな?」と思ってしまう回すらありました。
デルタンダル初登場回14話「月下の記憶」↑の空戦とかも特に凄かった。
あとですね、幸運にもというか、この「ウルトラマンブレーザー」は特異な作品だったらしく、過去のウルトラマンや組織が登場しない作品だったんですよ。
なのでもしそういう要素が出たらついていけなくなるのでは?という懸念が無用の長物だったという運の良さもありました。
一応、過去作の怪獣が登場した回もありますが、それも「過去作の世界から来ている」とか「過去作と繋がっている」ということではなく、
あくまでウルトラマンブレーザーの世界における固有の存在として、過去の怪獣がオマージュ的に出てきているだけという形だったので、
過去作を知らなくても問題なかったんですね。
そして更に幸運だったのが、自分はウルトラQや初代ウルトラマン、ウルトラセブンの途中までを見ていたのですが、ウルトラマンブレーザーに登場した過去作怪獣や過去作宇宙人は、ほとんどこれら作品からの登場だったのですよ。
ウルトラセブンのカナン星人とか、
ウルトラQのガラモンとか、
初代ウルトラマンのガヴァドンとか。
他にもレッドキング(二代目)や冷凍怪獣ギガス。
なので、運よく「あーあの怪獣じゃん!」となれたし、元作品との共通点や差異なんかを楽しめたというのもラッキーでした。
(カナン星人がセブンの時と同じくロボットを操ったり、飛んで逃げようとしたところを倒されるとかは特にそうでした)
しかもウルトラQ~初代~ウルトラセブン途中までを見ていたとは言ってもかなり時間が経ってるのでうろ覚えの部分も多いのですが、
それもまた「ブレーザー見終わったら各作品の該当回を見返してみよう」と思わせてくれる良いきっかけにもなってくれましたね。
温故知新の精神を呼び起こしてくれました。
そして「デマーガ」という怪獣↓に至っては、
元の登場作品を知らなかったにも関わらず一切違和感なく見られる話だったため、普通にウルトラマンブレーザーで初登場した怪獣だと思い込んでたくらいです。
それくらい元ネタ知識がなくても自然に見られてしまう造りでした。
他の、前述した過去怪獣においても同様なのではないかと思います。
ブレーザーはあまりに面白くて「こんなに面白いのに2クールだけで終わりなの!?」と序盤の頃から思っていましたし、見終わった今でも思っています。
もっと見たい。可能なら続編とかやってほしいですホント。
(話的にやるのは難しくて微妙な内容にならざるを得ないとかだったら無理してやってくれなくても良いんですけど)
(でもファン故の思い込みかもですが、続編を意識した造りな部分もある様に感じるんですよね・・・第16話「恐怖は地底より」でモグージョンに暴かれたエミ隊員の怖いものとか、今後の展開で活かすための要素なんじゃないかと思えて。父との過去故の自己肯定感の低さの現れという事なのかもしれませんが)
(でも22話「ソンポヒーロー」のOP直前、レッドキングとギガスが同時に何かを仰ぎ見るようなシーンなんかも、その"何か"に命じられたから両怪獣が街を襲いに行ったとも見えますし・・・それとも他の回にもあったように、人間が自然の調和を乱してるから襲いに行くという動機で両者が合意した瞬間という事なのかもですが。
仰ぎ見たように映ったのは、街のある方角に顔を向けたシーンという事で。
でも"何か"のせいだとしたら、ブレーザー世界で怪獣被害が頻発してる事の原因の一つがそいつという可能性もあるのでは・・・とか)
年末年始のショー、ウルトラヒーローズEXPO 2024 ニューイヤーフェスティバル。
こちらの千秋楽公演アーカイブが有料配信で売られていたので、買って鑑賞したのですがこれもまた良かったです。
特にエミ隊員の迫力、ゲント隊長の渋い熱演、一発勝負な生のショーなのに生身の隊員もウルトラマンブレーザーも激しいアクションしまくるし、
ステージ上のモニターやスモーク等を合わせてここまでTVを見てる感覚に近い高クオリティ演出のショーをやってるのかと驚きましたし、
ショー後のトークパートも感動の内容でしたし、見られて良かったですよ。
(今U-NEXTでこの千秋楽アーカイブが再販、それも990ptという初回販売時より格安な価格で最後のトークパートも込みで売られていたのでお得でございますよ)
そして劇場版「大怪獣首都激突」も映画館に見に行きました。
いやーーーーーーメッチャクチャ大満足、物凄い大満足でした!
たった1時間ちょっとの尺の映画なのにここまで満足感を得られるのか、
こんなに幸福感を得られるのかと思った面白さ、満足度でした。
ストーリーも映像の迫力(各隊員の熱演含む)もどちらも凄かった。
各隊員もブレーザーもアースガロンも存分に活躍してるし登場する怪獣や事件、そこでの人間ドラマも魅力的だったし、とにかく凄く良かったです!
最高でしたね。傑作です。
蕨野友也さん・変身アイテムの良さ・ドライブとのシンクロ
そして話が蕨野友也さんに戻るのですが、
もうね、見るきっかけになった蕨野さんの演技は、仮面ライダードライブの頃から安定の上手さ、熱さ、渋さ。
TV版の1話から「ウルトラヒーローズEXPO 2024 ニューイヤーフェスティバル」における生のショー、劇場版と全てにおいて演技力に不安になる事などない、安心と信頼の良さ・上手さ・熱血・渋さでした。
もう最終回のブレーザーに語りかける~手を伸ばすシーンとか特に良すぎて。。
(というか本作、主要キャストが子役から若手の役者まで含めて全員演技が上手かった気がします。これはスゴいことだと思います)
「ヒルマゲント」、通称「ゲント隊長」という隊長かつ主人公の役なんですが、
このゲント隊長も実に魅力的で頼もしくカッコいいヒーロー。
隊長の身でありながら部下任せにしないどころか率先して「俺が行く!」と言って危険な役目を背負う頼もしすぎる人。
「俺が行く!」はシンプルながら頼もしさに満ちた名セリフでした。
たまに髪が乱れたり濡れて下ろされるとハート様を連想して嬉しくなったり(笑)
(しかし目力といい表情の気迫といい凄く良いよなぁ。。)
変身アイテムが紋章のようなものが象られた石なのもカッコ良かったです。
ウルトラマンブレーザーという未知の宇宙人の力が宿った物体として説得力がある(それも原始的なイメージのブレーザーにおいては尚更)し、見た目もカッコいい。
本編では出ないけど「ブレーザーストーン」という公式名称もイイ。
角度によってキラキラ輝くのもまた素敵。
その石を入れる方の変身アイテム(ブレーザーブレス)もとても良かったです。
同じく石(結晶)をベースにしたようなデザインがこれまた如何にも未知の宇宙人の力が宿り託され現出したかのようで納得感がありました。
中央の結晶の水色、両隣の銀の上の青と赤、どれもウルトラマンブレーザーの体の色と同調してるのも良いです。
石を装填すると結晶が展開して光り出すのも如何にも未知の宇宙人の(以下同文)
この発光パターンと発光音、色もなんか「ウルトラマン」って感じで好きでした。
最後に押すと光り出して・・・
発光パターンのリングが浮かび上がるのもイイです。
初代ウルトラマンみたいな銀色のボディに・・・
赤と青のラインが加わってブレーザー特有のボディになるのもまた良いです。
カッコイイ。。
あとなんかもう、仮面ライダードライブのハート役な蕨野さん主演の影響で、
なんとなしにドライブのシーンとシンクロを勝手に感じてしまったりもしました(笑)
ブレーザーOP終盤、複数の怪獣たち相手に立ち回るシーン、
一連の動作が速度変更を織り交ぜながら映されるところ。
仮面ライダードライブOPの複数のロイミュード相手にドライブが戦うシーンで、
同じく速度変更が織り交ぜられながら立ち回る演出を連想したり(笑)
またブレーザーのファードランアーマー装備時の演出、
ブレーザーが片腕を少し曲げながら横に突き出すポーズがあるのですが、
仮面ライダードライブのプロトドライブのポーズで印象的な所作が浮かんだり(笑)
勝手に頭の中で結びついて楽しくなったりテンション上がってましたね(笑)
(なんなら変身アイテムも、ドライブドライバー=ベルトさんの発光とブレーザーブレスの発光が頭の中でシンクロしましたし笑)
そしてグッズも買ってました。
クリアファイル、ブロマイド、食玩、ゲント隊長アクリルスタンド。
部屋に物が溢れているので既に好きな作品のグッズでも購入には慎重ですし、新規作品のグッズなら尚更なのですが、こんなに面白いものを見せて貰ってお金を払わないのは悪いなという気持ちになり、場所を取らないグッズを中心に買いましたね。
ソフビやフィギュア、玩具なんかは場所を取るので買えなかった・・・。
ある程度経ったら処分する前提なら買えましたが、それもなぁと思ったのと、結局愛着が湧いて処分できなくなりそうですし・・・。
ちなみに↑の写真のクリアファイルやブロマイドは「ツブラヤストアONLINE」という円谷プロ直営サイトで買った物なのですが、梱包のダンボールが良かったです。
それがこちら。
専用ダンボール!しかも側面に街並みと・・・
バルタン星人と対峙するウルトラマンが描かれている!!
これは良いデザインだなぁと気に入りましたね(笑)
そして先日、こちらも予約しました。
放送終了後に発表された、「ブレーザーブレス MEMORIAL EDITION」。
放送中に出た子供用ブレーザーブレスの大人版ですね。
サイズや造型、塗装が巨大&精密になり、キャストボイスやBGMも収録!
思いっきり場所を取る予感がしますが、テンションが上がりきって、これだけは買わずにいられない気持ちになりまして。。
という訳で、ウルトラマンブレーザー、本当に面白かったです。
ブレーザー自体の関係者ご一同は勿論のこと、
本作に導いてくれた仮面ライダードライブ・ハート様・蕨野友也さんにも感謝です。
お陰で思い切ってウルトラマン新作を見、ドハマりできました。
(そして蕨野さん起用自体についても深く感謝します)
いずれブレーザーの続編的なものが出ないかな~と願いつつ、
まずは本作に登場した過去怪獣の回を見直し、
その次は何のウルトラマンを見よう・・・ティガかな~~~等と考えています。
ここまでお読み下さった方、そしてウルトラマンブレーザー、
どうもありがとうございます!