9月5日、体重わずか700g。
骨と皮ばかりで低体温の小さな黒猫が保護されました。
保護当初から下痢や軟便、血便。
その現場には約10匹の成猫と5匹の子猫がいて、
ご高齢の方がご飯をあげていましたが、
数は増え続け、やがて手が回らなくなってしまいました。私たちが現場に入る前に、
すでに亡くなってしまった子も。
保護された子たちは皆、痩せていて、お腹にはたくさんの寄生虫… そう。食べるものがなかった。
検査では全ての子から「マンソン裂頭条虫」
がみつかりました。カエルやヘビ、野ねずみなどを介して感染し、栄養を奪い、
時には命までも奪う寄生虫です。
黒猫くんのお腹にも、大きなマンソンがいました。
先生からは
「幼少期からずっと虫がいたため、腸の絨毛がうまく育っていない可能性があります。今後成長とともに腸の機能が整ってくれれば良いのですが、
このまま“お腹の弱い子”になる可能性もあります」と。
こんな現場はたくさんあります。
最初は一匹。
ご飯をあげれば仲間が増え、
やがて食べ物は足りなくなり、
「野良だから仕方ない」
「野良だから自分で生きろ」と言われ、
「迷惑だから」と追いやられていく。
野良猫は野生の動物ではありません。
そして、猫が悪いわけでも、
ご飯をあげた人が悪いわけでもない。
小さな虫を口にして必死に命をつなごうとしたことも、落ちている食べ物の匂いを追いかけ歩いたことも、渇きに耐えながら動けなくなるまで食べ物を探し続けたことも、それは決して君たちのせいじゃない。
信じて待っていてほしい。
きっと訪れるその日まで。
もう飢えや渇きに苦しむこともなく、
事故や人の手で命を落とすこともなく、
美味しいご飯をお腹いっぱい食べ、
人と寄り添いながら安心して眠れる日。
その未来を、私たちは必ず形にする。
その時が来るまで走り続けるよ。
毎日一生懸命お尻を拭いてくれた事務長🥺
「なんとかしたい」と現場に駆けつけた仲間たち。
そして、小さな黒猫「パワー」くんを支えてくれた多くのあたたかい手。
そのすべての想いが、
この子を未来へつないでいきます。
どうか元気になりますように。
どうか命のバトンをつなぐ存在でありますように。
応援宜しくお願いします

