今年8月、メンバーが帰宅途中、隣の地区で茶トラの猫が
を横断し、空き家の方へ向かう姿を見かけました。

 車を止めて降りてみると、

空き家の裏にある一軒の家の周りに、

成猫から子猫まで、周囲を含めると9匹ほどの猫たちがいました。


 その家では、高齢の男性が一人で猫たちに餌をあげていました。 ご近所の方からも「助けてほしい」と声が上がっていた場所です。 

 すぐにTNRと保護を進めようと動き始めましたが、その時すでに、1匹の命は失われていました。 

5匹を保護・9匹TNRし、怪我をしていた子は治療を行い、地域で見守ることになった猫がいました。

 その子が、クロルです。 

クロルは、人前にほとんど姿を見せない子でした。 

それでも毎日、メンバーがトイレの管理やご飯のお世話を続け、気にかけていました。 保護した時、クロルは低体温、急性腎不全の状態でした。推定年齢は5〜6歳。 

すべての検査を行い、FIPの疑いもあったため、治療も開始しました。



『大きな声ではじめてないたクロル』


出逢った子は何があろうと最善を尽くして助けると決めてる。 死ぬ事以外かすり傷なんよ。 

 保護から2日目。 クロルは自力で立ち上がり、大きな声で「にゃー」と鳴いてくれました。 

その声は、「生きたい」と確かに伝えてくれる声でした。 しかし、腎機能は回復せず、 保護から4日目、クロルは静かに、穏やかに、お空へ旅立ちました。 

 飼い猫も、外で生きる猫も、 

命の重さは同じです。

 失う悲しみも、

大切に思う気持ちも比べれない。 

 たった一人で旅立っていった子もたくさんいたでしょう。 クロルは何を思っていたのでしょう。 

 静かに閉じた瞼のその先には 

ごはんをくれたおじいさんとの日々が映っていたでしょうか。 

 その最後の瞬間、クロルが見つめたのは、 

恐怖でも、孤独でも無かったのかな。 

外で生きる猫たちは、 誰にも看取られず、

 名前を呼ばれることもなく、 

そっと命の灯を手放していきます。 

 ありがとう、クロル。 

クロルの猫生に、ほんの1ミリでも関われたこと、 ぎゅっと抱きしめることができたこと、 

そしていつか、やさしい光の中で、 

また誰かに名前を呼ばれ、

愛される存在でありますように。

私たちはクロルの事を忘れません。 

 皆さま、温かい応援を本当にありがとうございました。


『大好きなチュールとたくさんのお花』


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