コロナパンディミックの中、格差は広がり続けている。1兆ドルを超える資産を有する1%の富豪が生まれている中、1日2ドル以下で生活する人が40億とも50億ともいわれる貧困層が生まれている。
この格差を解消する方法は、この貧困層をビジネスパートナーにしていくことである。貧困層は消費者でもある。もし彼らが団結し、ブランドチェンジしていくならグローバル市場は大きく変化する可能性がある。
今、アジア・アフリカの貧困層が熱いのは、彼らを消費者に引き上げていくリバースイノベーションが生じているからである。
 リバースイノベーションの視点で見れば、日本の中小企業・零細企業はモノづくりの技術で貧困層を世界市場で相手にしてビジネスパトナーをつくる動きが出来れば、将来は有望である。
 アジア、アフリカで起こっていることをリバースイノベーションの視点で解き明かすセミナーをBUCA時代の中小企業戦略に詳しい岩田年浩(元中国・清華大学経済管理学院特別講師)をお迎えして開催します。

日時:9月24日(日)13:30~16:00
講師:岩田年浩(元中国重慶工学院客員教授)
   ※授業や講演のうまさでは定評がある。全国講演は650回。
会場:キャリアデザインスクール(NPO法人シンフォニー)
   阪神尼崎駅北出口 徒歩2分 太陽ビル5階
   オンライン参加も可能です。申し込み後、ID・パスコードをお知らせします。

講師プロフィール
岩田 年浩(本名山名年浩(やまな としひろ)、1946年1月14日 生れ)は、日本のマクロ経済学者。企業や学校法人、財団法人、社会福祉法人の顧問も務める。専門は、経済成長論、経済学教育論(第2回経済教育学会賞受賞)。
中国では、清華大学・大連理工大学・大連海事大学・重慶工学院・安徽財貿大学などで特別講師として活躍。、国際学会での発表15回。
経済学博士で゜ある。
京都市出身。これまでに関西大学教授、京都経済短期大学学長、経済教育学会会長、文部科学省現代社会問題審議委員などを歴任。全国山名氏一族会会長(備後山名家当主:山名宗全から数えて27代目、清和天皇から数えて46代目)でもある。

教員履歴
1980年 大阪経済法科大学講師
1982年 大阪教育大学助教授
1994年 関西大学総合情報学部教授
2010年 大阪経済法科大学客員教授
2012年 京都経済短期大学学長
学外における役職
1989年 全国山名氏一族会相談役・理事
1999年 広島大学高等教育研究開発センター客員研究員
2001年 静岡大学人文学部外部評価委員
2002年 文部科学省現代社会問題審議委員
2003年 大商学園相談役
2004年 金沢大学経済学部非常勤講師
2004年 中国・重慶工学院客員教授
2005年 兵庫県立大学大学院経済学研究科非常勤講
2005年 中国・大連理工大学特別講師
2005年 中国・大連海事大学特別講師
2006年 中国・清華大学経済管理学院特別講師
2008年 経済教育学会 会長

単著
『資本主義の不安定性と分配問題』(学文社 1985年)
『もうひとまわり賢くなる経済知識』(学文社 1985年)
『経済学ゼミナール』(日本実業出版社 1993年)
『経済学教育論の研究』(関西大学出版部 1997年)
『実況中継 大学の経済学・ダイナミック経済学』(窓社 1999年)
『教授が変われば大学は変わる』(毎日新聞社 2000年)
『科学が明らかにした投資変動の予測力』(学文社 2004年)
『知って役立つマネーの話』(日刊工業新聞社 2010年)
『学長奮闘記―学長変われば大学変えられる』(東信堂 2017年)
共著
『中学校公民教科書』(帝国書院 1993年)
(菊本義治)『国際調整の経済学』(実教出版 1993年)
(辻正次、田岡文夫)『現代・国際マクロ経済学』(多賀出版 1993年)
(岡本正志)『科学史』(建帛社 2000年)
(水野英雄編著)『教員養成における経済教育の課題と展望』(三恵社 2012年)
訳書
『経済を学ぶ、経済を教える』(ミネルヴァ書房

岩田年浩氏よりのメッセージ
コロナのパンデミックと中国やロシアと緊張が続く中、日本の位置は不安定である。特に、日本経済を支えてきた、中小企業・零細企業を取り巻く情勢を知り、どうすれば経営を成功させることができるかを各地の経験を交えて、わかりやすく説明します。