現在、地域内で団体間の収入格差が広がっている状況です。特に高齢化が進む団体では、この格差が一層顕著に現れています。本来、格差のない社会を目指す使命を持つNPO自体が、この問題の渦中にあるという現実があります。その結果、人材不足や事務力の低下、そして個人主義(自己優先)の傾向が生まれています。 
 このような状況に直面して、私たちは現実を冷静に受け止め、自立型の組織づくりに向けて事業基盤を変革する必要があります。
 そのためには、時代の変化に適切に対応するためのソーシャルネットワークを活用し、具体的なアプローチやビジョンや実践内容を共有することから始めましょう
 私たちNPOの世界では、他者を手段にして利益を追求することは避けるべきとされています。代わりに、他人を支援することで同時に自分自身も助けられるという相互支援の理念が大切です。つまり、相手を手段とするのではなく、お互いに利益をもたらす協力関係を築くことが求められています。


 

 具体的には、自分が持つ得意なスキル、知識、経験、ノウハウなどの資源を他人とシェアし、そのお返しとして相手からも何か得ることを考えるのです。これによって、双方の資源を交換し合うことで、新しい価値を生み出す関係を築くことが目指しましょう。
  このアプローチでは、お互いに資源を提供し合い、共に成長し、助け合う関係を構築することが重要とされています。
 連携・協働の内容を再構築する活動を一緒に開始しませんか。

 

 そこで、基調講演とトークセッションを内容とするシンポジウムを開催します。

 


 〇日時: 2023年9月16日(土)13:30~16:30
 〇会場: キャリアデザインスクール(阪神尼崎駅前徒歩2分 太陽ビル5階)
  オンラインハイブリッド形式で開催します。参加希望者には後日、ID及びパスコードをお送りします。

 〇参加費:投げ銭
      https://congrant.com/project/npos/1630 
 〇主催: NPO法人シンフォニー
 〇共催: 近畿労働金庫


 〇プロフラム
  第一部 講演会
 テーマ: 生涯学習の今日的意味
講演者: 道中隆氏(関西国際大学大学院教授)
道中隆教授の主な著作
『生活保護と日本型ワーキングプア―貧困の固定化と世代間継承』ミネルヴァ(単著)
『生活保護の面接必携―公的扶助ケースワーク実践Ⅰ』第2版、ミネルヴァ(共著)
『生活保護のスパービジョン―公的扶助ケースワーク実践Ⅱ』ミネルヴァ(共著)
『貧困の世代間継承―社会的不利益の連鎖を断つ』第2版、晃洋書房(単著)

講演者の道中教授のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
http://npos.cc/img/pdf/20230916mitinaka.pdf

  第ニ部 トークセッション
コーディネーター: 桜井淳(元京都花園高校教諭)
パネリスト:
三船直子(大阪市立大学大学院教授、NPO法人あんだんて理事)
礒田洋一(NPO法人ASUネット理事長)
足立鍾平(NPO法人生きがいネット理事長)
道中隆氏(関西国際大学大学院教授)