暑い日が続いて、温暖化を実感する夏。IPCCの人類への厳戒警告も公表されて、多くの人が注意喚起される、かと思いきや、8月とは思えない涼しさ。結果、いいのか悪いのか……。家事をするには圧倒的に助かります。雨が多くて、洗濯物は困るけど。

雨が降ると窓を開ける季節でも床の汚れ方がだいぶ違います。風と一緒に舞い込む砂ぼこりが少ないのでしょう。

床用ワイパー?フローリングモップ?どれが一番ふさわしい一般名称?つまりは「クイックルワイパー」これを使っての掃除が日課なので、床の汚れ方の違いには敏感です。

以前にも書いたように床だけでなく、リフィルの優れたほこり取り力を利用して、高いところ、クローゼットの前にある姿見の表面、障子の桟などをリフィルの使わない面でさっとなでるようにしてから、ワイパー本体に取り付けています。

リフィルは「クイックルワイパー」本家本元が一番優れているという結論。隅々まで使えて、ほこりのキャッチ力も高く、結果コスパもいいと思います。

で、本体。これは使い比べてはいませんが、MUJI製を使っています。

リフィルを本体に取り付けたら床面をすいすいと拭くだけでなく、巾木(というのかな?壁が床から立ち上がった部分に渡してある木)のわずかな出っ張りの上もワイパーで掃除。巾木のわずかな上面は、まさにちりも積もれば山となる、けっこうなほこりがたまります。なので床の延長と考えて、一緒に掃除してしまうほうが、後々ラクな気がします。かがんで拭き掃除するとエクササイスになりそうなくらいの労働量。疲れているとつい避けてしまうので、リフィルを取り付けたワイパーをくるんぶらんと動かして、ワイパーの厚み部分を巾木に当ててすっと移動。これだけでもやっていれば効果は大。さらに引き戸のレールや障子の敷居も同様にワイパーの厚み部分を当てて横に移動します。ほこりがたまったなと思う前、これがラクのポイントかと思います。

 

というわけで、ワイパー部分はくるりと動いてくれて、かつそのままある程度圧力をかけてもはずれずにいてくれないと困る。ところがワイパー本体と柄をつなぐ、くるんと動く部分が、使ううちにゆるくなってしまいます。ついにはわずかな衝撃ではずれるようになりました。

 

 

でも、ここはしっかりしすぎていても破損の原因になることは、かなり前の(もしかするとMUJIの床用ワイパーの初期モデル?)商品で実感済み。床掃除は、家具にぶつかったり、思わぬ衝撃がワイパー部分にかかることが多いので、本体と設置するプラスチックの爪がが折れてしまったことがありました。わずかな爪。これが折れただけで、柄が使えなくなってしまいました。なんともったいない。

これはすぐに改善されて、今の品は、ワイパー部分をはさむ部位に決して折れることはなさそうな凸があって、これがワイパーの凹にかちっとはまるようになっていますよ。家具にぶつかるとワイパーはすぐにはずれますが、はずれやすい分、凸は折れることなく守られます。

 

しかし、今度は数年ヘビーユースしていると、ワイパー部分をはさむ部分が少し広がるのでしょう。すぐに柄からはずれてしまうようになり、巾木掃除やレール掃除の度にはずれてストレスになります。

「もぅ~」とつい声を出している私に夫は買い換えれば、と言いますが、ワイパー部分だけでも相当なプラスチックのかたまりです。簡単に処分するのは時代に合わない。しかし、毎回いらいらしながら使うのも困ったものだ、とはさむ部分を太い輪ゴムでぐるぐると巻いたり、ワイパーの凹に「ひっつき虫(ソフト粘着材)」を入れたりしてみましたが、どれも愚策でした。

やっとひらめいて成功したのが、これです。

 

 

柄の凹がはまる本体の凸部分に瞬間接着剤を少しつけて乾かします。表面張力で半球状につけるのは簡単です。そして、乾いたあとは期待以上にしっかりしています。山を気持ち大きくつけてしまうと、本体をつけるときに少し力がいることになりますが、その分はずれにくくなるし、どこかにぶつけても瞬間接着剤のぽっちはプラよりも滑るのか柔軟性があるのか、簡単に折れることはありません。

同じ悩みを抱えるかた、買い換えてしまう前にお試しを。Do not wast the plastic!