娘と介護(ク)
今日はクレソンさんの記事です。
< 娘と介護 >
ある時、70代後半の一人の女性と話をする機会がありました。
その方は、脳梗塞で右半身マヒの障害が残った夫と二人で暮らしていて、娘二人は結婚して別に暮らしているとのこと。
夫のマヒは比較的軽く、右手はいくらか不自由でも、短い距離ならば自力でゆっくり歩くことはできる状況のようですが、不機嫌になりがちで頑固な夫の言動に、ほとほと嫌気を感じているというような話をされます。しかも夫本人の前で。
私が「娘さん達は手伝いに来ないのか」と問うとーーー。
「娘達にはこんな思いはさせたくない」 と言います。
私は「そうなんですね。」と言ったものの、私も父を介護した経験から、そういう母親の思いがよく理解できませんでした。
「一般的に母親は、娘に父親の介護をさせたくないものなのだろうか?」 という疑問が残ったのです。
短い時間のやりとりで、それ以上踏み込んだ思いは伺えませんでしたが、いろいろ家庭の事情もあるのでしょう。
これは震災被災地の、ある仮設住宅で体験したひとこまです。
震災の影響も大きく影を落としているのではと、感じたできごとでした。
(クレソン記)
親は子を、子供は親を・・・それぞれに、想いを伝える事は難しいものだと感じる、かーべらです。