虐待が残すもの・・・ | モヤモヤ心の中

虐待が残すもの・・・

NHK教育で、放送していた番組ーーー。

児童虐待に関する、再現ドラマを見て、当事者だった方達(親の立場・子供の立場)が話し合う。


まず「虐待する親の傾向」として7項目を書いておきます。

①体罰肯定観

②自己の欲求の優先傾向

③子育てに対する自信喪失

④子どもからの被害の認知

⑤子育てに対する疲労・疲弊感

⑥子育てへの完璧志向性

⑦子どもに対する嫌悪感・拒否感


自分のために、暴力・放棄を乱用してしまう傾向が強い。


「子供を、叩いたり、虐待する背景には、別のストレスがあるのでは、それに向き合って欲しい。」と語った虐待を受けてきた当事者の言葉を聞いて、全くその通りだと思う。


ドラマの中で、母親失格だと言う主人公に対して、『子どもの幸せを願っていたら、母親のしるしよ』と抱きしめる近所の主婦。


そう!ーー失格なんかじゃないのよ!!


「誰かに助けを求めなさい」って言われることも分かっているよね。

でも、話して助けを求められないーー。
だって!みんな上手に子育てしているのに、私だけ何故。って気持ちはないかしら?


子育て と 虐待は、別なもの。

子育てには正解なんて無いから、色々な方法を試してみればいいね。

虐待は、あなた自身の問題なの。

自分自身のストレスが、子供に向いているならば、そこを解決するようにしたらいいね。子どもが心底憎いわけじゃないんだから・・・・。そして、叩く自分を責める前に、自分の抱えているストレスを相談すればいい。


第三者だから、話せることってあるよね。

家族だと、感情で避難されてみじめになったりすることだってあるしね。それでは、益々子どもを叩いて言うことを聞かせ、有能な自分だと安心感を味わうという悪循環も生まれる。

忙しい時に限って子どもは、手を焼かすような事をする。何度言っても聞きわけがない時に、親の威厳をこれでもか!って位に見せつけるように怒ったり、無視したりして、自己満足を得たいだけ・・・・。子供も別の人格を持っていると気づくことが大切だと思う。 


番組最後に、虐待を受けてPTSD当事者が話す。

『家族は、現代を生きているのに、私は過去をいきている』・・・と。

虐待が残す子どもの気持ちに、想いを馳せらせて欲しい。


NHK大阪放送局、「子どもを守れ」サイトでは、

もしも明日・・・我が子に虐待を始めたら

様々な記事が載っていますから、読んでみるのもいいです。