皆様こんにちは。
どんなGWをお過ごしでしょうか。

今日は祭日なので普段とは思考を変え、今まで行ってきた
音楽療法やカウンセリングをもとに、ブログセミナーをお送り
したいと思います。



今までカウンセリングした方の多くに、
・自分が嫌い
・自分を責める
という共通点がたくさんありました。

 

 

 

 

私がカウンセリングした「自分の性格が嫌いな方」は、
私から見れば

「ご自分が分かっていない方」でした。これは言い換えると、

「自分の脳のパターンが分かっていない方」です。


同じ失敗を繰り返し、それにより自分を責め、その結果自信を無くし
さらに「ひどい悩みの渦にはまっていく」となってしまいます。


例を添えて分かりやすくお話しましょう。
視力が0,5の人=Aさんと1,5のBさんがいたとします。

Bさんは遠くのものが見えるので、
「Aさん向こうに○○があるね」と話します。

しかしAさんには見えません。そこで見えたふりをして
「そうだね」と言ったり、
「見えない」が言えなかったり、
「見えないことが格好悪い」と思ったりします。

そして「なぜ見えないのだろう」と自分を責めます。
さらに何とか見えるように自分なりに「訓練」したり
「努力」したりします。


この訓練や努力が遺伝子に勝てない場合や、間違った
訓練をするとより一層「自信を無くします」。

 

それはなぜなら「改善しない」からです。


潜在意識や引き寄せの法則などでは、私は解決しないと
考えています。これは潜在意識や引き寄せの法則を否定
しているのではありません。

 

人の性格は脳のパターンから基本ができやすく、非常に

物理的(身体的)で、目に見えない潜在意識や波動などの
引き寄せ(これらは目に見えない)とは基本的に違うから
です。

 

 

それではもっと分かりやすくお話ししましょう。

 




先ほどのお話に戻すと、もし両親とも近眼だったら、
子供が近眼になる率は遺伝子的にとても大きく、自分の
努力ではほぼ治りません。


身長が150センチの両親に生まれた子供は、やはり親と
似た身長になります。隔世遺伝で祖父や祖母に大きい人が
いなければ、身長が150㎝以上にはなりにくいです。
これも努力で変わるものではありません。

また近眼や身長150㎝が「悪い」と言っているのでは
ありません。

何より「本来の自分がどうであるか」を知り、先ほどの
Aさんなら眼鏡をかける、コンタクトをつけるなどすれば、
問題はほぼ解決するのです。これは性格も一緒です。

 

自分の性格は「目では見えない」し、非常に理解しにくい。

また自分では「本当の自分を見たくない」という場合も

無意識にあるから、本当に困りものなのです。


しかし本当の自分を知り、ダメな所も含めて全て認めて初めて

「どう変わりたいか」
を考えられ、解決法が見つかっていくのです。

 

まずは「自分を理解する」事です。

その次に潜在意識や引き寄せの法則が役立つと思っています。
私自身も潜在意識や引き寄せ系の勉強はたくさんしました。


「脳の講座」で毎回お話していますが、障害を知り勉強すると
自分がどの障害のパターンっぽいか、が分かります。もちろん
これは障害と言っているのではありません。

 

しかし障害を通して自分の脳が「どの障害の傾向、あるいは

パターンにあるか」が分かると、とても「自分の考え方の傾向」

を理解しやすくなります。

 



また脳も視力と同じで遺伝子が関係するため、「親が近眼なら
子も近眼になる」ように、結局「親と似た性格」になることは

多いです。だから自分を知りたければ

「親を客観的に見る」

という事は自分を変えるために大切です。

父親母親の性格=両親の脳のパターンをもらって
いるのです。だから、悪いところは似ないように、
良いところはより良くできるようにしましょう。

 

「脳の講座」では脳のパターンを障害を通じて勉強します。
人間みんなどこか変なのです。ご自身でも分かるでしょう?
私も変です(笑)


そしてそれを自分で見つけて客観視し、自分を認め、
「自分はここが変、でもこのようにしか考えられない」と
いう事を認めた上で、解決策を練るのです。


仮に非常に自分が短気だとしましょう。
まずは自分で「自分は人より短気だ」を本当に認めなければ

なりません。

そしてそれがアスペルガーの傾向があれば、脳がそのパターンなので、
どうしても自己中心的、自分のやり方、自分のペースでしかできない
のです。

自分がアスペルガー的だから固執し、執着し、自己中心的である、
と本当に理解できた時、

「自分の脳はアスペルガー的だからこうなる」と考えられます。

これだけでも自分を客観的視できて、すごい進歩だと思います。
自分が楽になります。自分だけのせいではなくなります。

 

きちんと脳のパターンを理解できていない人は、自分の

正義を振りかざします。客観性がないので「相手が悪い」と

なったり、「相手のせい」にします。

 

もちろん「その度合いは人により」ます。

 

特に本当の発達障害でない場合はもちろん、
・自分がグレーゾーンかも、

・同僚や上司がこのパターンかも
という場合も、アスペルガーを基本に勉強してみて下さい。
どう接すれば良いかが分かりやすくなります。


長くなったので、今日はこの辺にしますが、遺伝子や
脳の構造はそんなに簡単に変えられません。でも
「自分はこのパターンだから」となれば、むやみやたらに

「私の性格は悪い」と悩まないようになります。

そして「こうなり安い」が分かり、注意するようになります。

1番いけないのは最初に書いたように、間違った努力を
繰り返し、何度も自信を失い、自分を責め続けることです。


自分の努力の方向が、「間違っていないか」を考える事も、
時には大切です。

 

無駄な努力、二次障害にならないよう、脳のパターンを

理解しましょう。