皆様も突然友人や同僚から言われたことに、
驚いて固まったり、すぐに言葉が返せなかっ
た経験ありませんか。
だれでもこんな経験ありますよね。
「よくそんなこと言えるよね」という経験です。
また私がよくあるのは、以前ラッキーの散歩で公園の
周りを歩いていると、真ん前からやはり犬を連れて
歩いてくる人がきた時、避ける、別の方向に行くの
はたいてい私。。
いつも「なんで私ばかり避けないといけないの」
と思ってしまいます。これはなぜでしょうか。
ご飯を食べたり、一緒に遊んだりした時など、
短時間や楽しい時間を過ごすだけの時には
気づかないけれど、ちょっと入り組んだ話や
難しい仕事、大きな悩みの相談などをした
場合、その人の人柄が見えたり、よく分かっ
たりします。
そして相談しなければよかったとか、とか、
相手の反応から話しても通じなかった、
なんだか話した自分が馬鹿っぽく見えてくる、
といったような経験、ないでしょうか。
話した方が何か損をしたような感じ。
話した方が後悔するような雰囲気。
①1番初めに書いた、話を聞いた方が驚いて
固まってしまう場合や、②先ほどのラッキーの
散歩の場合、③最後の入り組んだ話や難しい
仕事などの場合のその人の人柄が見えてし
まう、これら①、②、③の共通点は何でしょうか。
これらの共通点は、
相手の立場に立てるか=客観性があるか
という事です。
話せば驚いて固まってしまうかも、と思うと、
相手を思って普通は話し方を変えるか、
そんな話本当に必要なければ話しません。
また話す自分が、独りよがりになって
いないかと考えます。
犬の場合もつい「喧嘩になったら」や、
「ラッキーに悪さをされたくない」という
用心のために避けてしまいます。
また最後の難しい話や重たい話、
大きな悩みの相談などは、聞いた相手が
話した相手の立場になれなければ、良い
回答は渡せません。難しい仕事なら、
相手にわかるように報告をしたり、確認を
したりします。
しかし相手の立場に立てない、軽く考えて
行動してしまう人は、報告や確認をしません。
自分が正しい、
これはこうです、
と言い切ります。
そして結局、相手の立場に立てる人、
客観性のある方の人が譲ったり、
損をした気分になってします。
これはなぜか
相手は人の立場になれないのだから、
相手の身になって考えられません。
つまり相手の立場に立てないから、
言い切れるのです。
客観性や察する心、配慮する心があれば、
相手の気持ちも分かるので、自分の気持ち
ばかり言い通せないのです。
悲しいかな配慮のある方の人の方が、
損をしてしまうような立場になってしまいます。
以前の脳の講座でも少しお話ししましたが、
そんな人には、「はっきり言う必要がある」のです。
そしてはっきり言っても、何とも思わないかも
しれません。ただここで大事なのは、言わないと
自分が傷ついたり、気分を害したりするという
事です。
またはっきりいうためには「練習」が必要です。
相手の立場に立てるため、なかなかはっきり
言えない人はたくさんおられます。
しかし最終的には「自分がもやもやしない」という
事が大事です。「はっきり言う」には、訓練が必要
です。
少しずつ、いろいろな場合に練習しておきましょう。