これは「ピアノ講師のためのレッスン講座」の前段階として、
より分かりやすくするために、一部を抜きだしてあげてみます。
「間違えない練習」ばかりをしてきてしまった方のための
無料講座で、さらにより深く楽しい音楽との関わり方ができます。
自分の世界を音楽で創るための練習と、それを表現するために
演奏に集中しようとするため、妙な不安や焦り、必要以上の
「間違えたらどうしよう」という緊張感がなくなります。
そして演奏がグンとよくなり、「その人だけ」の演奏になります。
レッスン受講希望の方は、最初が少しかぶりますがご了承下さい。
その分深く受講していただけると思います。
皆様は紙と色鉛筆を用意してトライしてみて下さい。
読み飛ばさず順番に行って下さい。
テキスト本文より。
分かりやすくするために、例を行ってみましょう。その例は「ぬりえ」
です。音楽のための講座ですが絵で説明します。
左側の絵を右側に忠実に描いてみましょう。普通の黒の鉛筆だけで
行って下さい。時間は約2分です。絵の上手下手ではありませんし、
誰にも見せないので安心してください。
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〇物理的レッスンの例「ぬりえ2」
この絵は皆さんもよくご存じ「ショパン」です。仮にこの絵の題を「夢」と
した場合、あなたはどんな色を塗って仕上げるでしょう。次は上に
描いた絵に色をぬってみましょう。
〇物理的レッスンとは
楽器演奏で言う物理的レッスンとは、このぬりえの線の部分を
忠実に書くことと同じです。太い線は太く、細い線は細く、塗り
つぶしてあるところは塗りつぶして、そっくりに描くことです。
これをピアノに(楽器演奏)置き換えると、楽譜の通り、音符の
長さやリズム、速さを間違えずにきちんと弾くと言うことです。
そして簡単なイメージとして、題名から感じる雰囲気を付ける
事が「イメージ=想像」です。強弱もその一部です。この辺までの
深さでレッスンを受けた方は多いかと思います。
さてあなたは「夢」とう題のショパンに何色をぬったでしょう。
またに元の白黒の絵は忠実に描けたでしょうか。
さらに「夢」とは、
・夜眠った時に見る夢なのか
・ショパンの希望としての夢なのか
どちらを選んだでしょう。
もう少し追及すると、このショパンは何歳ぐらいのショパン
でしょうか。
場所はポーランドでしょうか。それともフランスでしょうか。
季節はいつでしょうか。
物理的レッスンと違い、「音楽を創る」とはこんなことをたくさん
曲に加え、音色を考え、「自分だけの曲にする」という事です。
もちろん時代背景や作曲者の思い、事実としてあったことも
含んだ上に「あなたがどう弾きたいか」を曲にのせていきます。
そこを創る、自分の思いを加えるのは「自由」なのです。
そしてそれが楽しいのです!
季節を春にしても良いし秋にしても良い。
30歳のショパンでも、18歳のショパンでも良い。
その音色を考えるのが「あなた」なのです。
一流の役者さんでいう「役創り」です。
ショパンコンクールの入賞者たちは、そこがすごくできる人達
なのでしょうね。
そんな方法をご存じない方が多いと感じ、子供減少、コロナ禍で
音楽レッスンが疲弊して行く事を、微力ながら少しでも止める役に
立てばと、無料レッスンを行う事にしました。
音楽療法で得た知識「人はなぜ癒されるか=感動」は同じです。
音楽療法は科学的&医学的です。
ブログに書いても良いのですが全3回で、2回目3回目は
音をライブで出したいので講座としました。参加者に弾いて
いただくとしても部分的になります。イメージの作り方、想像の
仕方、音の創り方が分かります。
オミクロンキャンセルにより残席1名。