昨日の「ピアノを弾くということは」の
続き、「音楽を創る」というお話しです。
この曲、昨日の続きで左手がメロディの①として
弾いたとしましょう。私は原典版を見ていないのですが。。
上の音だけ歌うと、
シ、シ、ド、ド♯、レ、ソ、ファ、ミ、レ、ド、シ、ラ。。。と
なってきます。
でも生徒さんたちの演奏をよく聞いていると、
右手の音をメロディとして弾いてきたからかも
しれませんが、
シ、シ、ド、ド♯、
レ、ソ、ファ、ミ、レ、
と聞いている(まとめてる)人が多いのです。
左手にはスラーがありません。(この楽譜は)
3拍子なので、
シ、シ、ド
ド♯、レ、ソ
ファ、ミ、レ
ド、シ、ラ
と本来聞く必要があります。
しかしシ、シ、ド、ド♯、レ、ソ、ファ、ミ、レ、 と
まとめた場合、下の左手ド、シ、ラ、は
次のシ、シ、ド、ド♯を弾くための「つなぎ」と
して弾くか、または初めから
シ、シ、ド、ド♯、レ、ソ、ファ、ミ、レ、と弾き、
これを問として、答えのド、シ、ラ、と弾くか。。
それとも最初からまとめて全部1つとして弾くか。。

でも先ほども言いましたように、本当は3拍子なので
シ、シ、ド
ド♯、レ、ソ
ファ、ミ、レ
と、下線のついているところが強拍です。
ピアノの試験なら「誰が聞いても上手」という
弾き方をしなければなりません。でも今人気絶頂の
ピアニストたちはもっと自由に弾いている。
そこが面白い。
あなたならどう弾くか、やってみて下さい。
ついでに出初めはフォルテピアノです。
これをどうする
ワクワク。。




速さや正確さも大切ですが、音楽を自由に
創造する方を重視すると、音楽は本当に
楽しいと感じます💛