夏休みが始まりましたね。コロナのおかげで
学校により、始まり方は様々ですが。
そこで以前書いたもので、子供たちに良いものを
再アップです。どうぞご覧ください。
さて今日は自然の1つである「雨」を、
「子供たちにどのように感させるか」に
ついてお話しましょう。
梅雨だからこそできることですね。
何度もいっていますが、小学校高学年になって
急に塾じゅくと言って塾に通いだしても、勉強の
多くが左脳の働きであり、その左脳の働きを
下支えするのが右脳で、その右脳が発達不足
なら意味がありません。
右脳がちゃんと働かなければ、左脳はきちんと
はたらきません。
「塾に行ったのに成績が上がらない」これは、
右脳的な人間性、性格を司る部分が未熟だったり
働かなかったりするからです。
「ちゃんと勉強しよう」という気はあっても、
長続きしない、
すぐあきらめる、
努力しない、
考えない、
粘り強くない、
集中しない、
成績の上がらないことを先生や誰かのせいにする
などなど、これは全て幼児の時の感性の
育ち方とそれに伴う性格によるものです。
そこで今日はこの梅雨の時期を使って、
「雨」を子供たちと感じてみましょう。
そして右脳を刺激しましょう。
それでは雨の歌にはどんなものがあるでしょうか。
・あめふり(あめあめふれふれかあさんが)
・あめふりくまのこ(お山にあーめがふりました)
・かたつむり(でーんでんむーしむしかーたつむり)
まだまだあると思いますが、皆様がよくご存知かと思われる曲を
あげてみました。いくつご存知でしたか。
これらの曲を雨の日に幼稚園や保育園の帰り、お子様と
歌ってみましょう。そして新しい歌、古い歌なども説明して
あげましょう。歌詞を親子で想像したり、お母様がお子様に
説明してあげるのもいいですね。
そのとき重要なことでわかりやすい例をあげると、1つは
「雨の匂い」を感じること。
子供たちに雨の匂いを覚たり感じさせたりしましょう。さらに
雨上がりや雨のふる前、「この匂いがするかな?」と聞いてあげ
てください。結構「雨の匂いが好き」という人は多いです。
私も好きですし、雨の匂いがして「もうすぐふるかな?」と感じる
ことがよくあります。皆様もありませんか。
それから「雨の音」も一緒に聞いてみましょう。
どんな音?と耳を澄ますことでやさしい雨なのか、最近あるような
ゲリラ豪雨のような危険な雨なのか、子供たちは感じ取ることができ
るようになります。これも生きていく上で大切な命を守る感性です。
ある意味動物的感覚ですね。
そしてこんな刺激が右脳を刺激し、先ほどの歌を歌っただけでそれ
らを感じるようなことができたら、かなりリアルな想像や発想が
できるようになります。
お子様が2歳ごろから6歳ぐらいまでの幼児期は、本当に
このような感性を育てる種まきの時期です。
そしてそんな発想や想像ができれば、それが柔軟性や根気力と
なり、例えば算数などで分からなくなった時でも、色々な方向
から問題を考え出すことができる能力となります。
つまずいた時にこのように別の発想が浮かぶことができれば、
「すぐあきらめない子供」になってきます。
逆を言えば違う方法やまったく反対の視点が浮かばないから、
すぐあきらめたり、努力を続けられない子供になってしまうのです。
「今は雨の時期」、この時期に「雨」を感じさせて右脳に種をまき
ましょう。そして同時に動物的感覚も養ってあげましょう。