絶対ではありませんが、音楽の好きな人には
鬱っぽくなりやすい、落ち込みやすい人が
多いと言われています。私も実際そうでした。
これは性格云々ではなく、ホルモンの出方が
悪かったり、血液循環が悪かったりと、病気
ではないけれど「不調」な方の、体調を音楽が
整えてくれるから、無意識に音楽がほしく
なるのです。
テレビで未病などという言葉でも言われて
いましたが、体調不良を音楽はその振動で
整え、リズムが心を上向きにしてくれる事は
科学的に証明されています。
しかしこれと反対にいけないのが、心の不調
が体調から来ていると思わず「自分の性格が悪い」
とか「親のせい」と無意識のうちになっている人が
多い事です。
私が見てきた鬱の人の中に、音楽を習い事や
クラブ活動でたくさん浴びてきた方が、社会に
出て急に音楽と遠ざかった時、鬱になっている
人が多くおられました。
そんな意味で、小さいときに楽器を習った
子供さんには、音楽のレッスンをすることで、
自分の心の管理や体調管理にもなっていると
いう事を知っほしいなと思います。
私は楽器の先生は、精神科医の要素も
多く含んでいると思います。