大勢の人の前で話す、発表会で次が私の番、
等となると、ドキドキしますよね。
皆さん、なぜドキドキするかわかりますか。
今日はこんな話を、昼間大人の生徒さんとしました。
それではピアノの発表会を例にとってみましょう。
舞台の裾に立ち、「もうすぐ私の出番」となると、
気が遠くなるほど緊張するという人がいますね。
ドキドキも1番の山場。 ドキドキ、ドキドキ。。。。
さてこれはなぜ起こるのでしょう。
指先も冷たくなり、ドキドキは一層激しくなる。。。
つまり身体が臨戦態勢。
「ちゃんと弾かなくっちゃ」
「間違えずに弾かなくちゃ」。。
心臓、自律神経は心理に後押しされ、「緊急事態」と判断し、
「どうしたら成功するか作戦」を判断する。
そして解決策を練るため、身体中の血液を脳に送ります。
だから心臓は必至。脳に新鮮な血液をどんどん送ります。
この「脳に新鮮な血液をどんどん送ります」を実施した
結果が、心臓のどきどきなんですね。
これを防ぐにはリラックス。
でも身体が反応しているため、やはり体で返すべきです。
そんな時良いのが呼吸法。
頭を無にし、体中に酸素を行きわたらせましょう。
最初は「吐く」から始めましょう。
4回で出し切って3回で吸います。
これをゆっくりくゆっくり行います。
すると体中に酸素がいきわたったかなという
ころから、落ち着きだしドキドキが止まって
きます。
つまり「身体の反応は身体で返す」です。
気休めに「大丈夫よ。。」とか「お客様の顔は
全部じゃがいもと思いなさい」などは
あまり役に立ちません。
まずはリラックスを呼びかけ、ゆっくり呼吸し、
身体に1つの事をやり続けましょう。
するとドキドキが納まり、指先に血液が流れ、
リラックスして指は動きやすくなります。
反対に緊張してドキドキしていると、血液は
全て心臓を使って(ドキドキ)脳に送られ、
その結果指先は冷たくなり、演奏を間違えます。
指先に血液がないから、よく指が回らないん
ですね。理がかなっています。ご理解いただけた
でしょうか。
緊張してドキドキしたら、呼吸法です。