このところ少し秋っぽく感じる日が多い大阪です。
皆様のところはいかがでしょうか?
私の田舎の岬の家では、本当に良い声でたくさんの
虫たちが鳴いています。都会では虫はほとんど聞かれ
ませんが、皆様のところでは虫の声が聞こえているで
しょうか。
さて今日はお子様と「虫の声」に親しんでみましょう。
それではさっそく「虫の声」を歌ってくださいね。
♪虫の声
1、あれ松虫が 鳴いている
ちんちろ ちんちろ ちんちろりん
あれ鈴虫も 鳴き出した
りんりんりんりん りいんりん
秋の夜長を 鳴き通す
ああおもしろい 虫のこえ
2、きりきりきりきり こおろぎや
がちゃがちゃ がちゃがちゃ くつわ虫
あとから馬おい おいついて
ちょんちょんちょんちょん すいっちょん
秋の夜長を 鳴き通す
ああおもしろい 虫のこえ
この曲にはたくさんの「虫」が出てきますね。
お子様に「見た目の虫の違い」や「虫の鳴き声の違い」を
教えてあげることでもこの歌はとても役立ちます。
3歳くらい以上なら、多少の区別はつくでしょうか?
4歳になればわかるお子様は必ずいらっしゃると思います。
この曲で秋を感じ、虫の音に「きれいな音ね」「夜だね」を
感じていただけたら嬉しいですが、今日はそれにかかわらず
「区別」「整理」ということを考えてみましょう。
最近多いお受験、この中で私が最近驚いたのはこの「区別、
整理に関する問題をたくさん出している塾がいかに多いか」
ということです。
話が虫から飛んでいるようですが、そうではなくてこんな
音楽を通して、区別=整理ができる脳を育ててあげましょう。
幼いころは右手と左手の区別や、お靴も平気で反対で履いて
いたりします。これはとてもかわいい光景ですが、この区別
整理が早くできるお子様は、私の独断かもしれませんが頭が
良いと思います。もちろん育て方によります。
「何を聞いてもわからない」「区別がつかない」では、困って
きます。今年も大阪は「全国学力テスト」で、前回と同じように
2年連続最下位で、自然に触れる機会が少なく、遊びで聴いてい
る虫の音も、大阪では聴いていないために「区別」が
育っていないのだと思います。こんなふうに自然は、
勉強ではなく生活の中で、区別や整理の能力も育てて
くれているんですね。
さて区別(整理)ができない=考えない=学力低下です。
区別ができないとき、めんどくさがらずに何度でも教えて
あげましょう。またうまく説明もしてあげましょう。
田舎の野原に行けば、いろいろな虫を生活の中で見ることが
でき、鳴き声も生でリアルに聞け、場合によっては触れます。
地方の皆様で今でもこれができる方は、ぜひ実際に聞かせて
あげてください。
身近に虫を見たり触ったりできない皆様は、今日のこの歌で
1、 いろいろな虫がいるんだよ。
2、 どこが違うかな?色かな?形かな?鳴き声かな?
3、 いつ鳴いているかな?朝かな?夜かな?お昼かな?
4、 どんな場所にいるかな?
5、 ○ちゃんはこの虫好きかな?嫌いかな?
など、「区別」できるような質問を、歌を通して質問して
あげてみましょう。もちろんインターネットや図鑑などで
見てもよいですし、ホームセンターなどで見比べることも
良いです。
松虫、鈴虫、こおろぎ、くつわ虫、馬おい、皆様は
いくつわかりますか?その鳴き声もわかるでしょうか?
お子様と一緒に今である初秋を楽しんで、ついでに
音楽とともにお子様に「区別」「整理」を教えてあげて、
脳に良い種をまいてあげましょう。