これは以前お送りしたものの再送です。
音楽で書いていますが、これは仕事全般に
対して言えるのではと思いました。
あなたは作る人?それとも表現する人?
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私が今までに、いろいろな音楽関係者の皆様に
お会いして、気が付いたことがあります。
それは音楽をやっている人は2つに分かれるという事です。
これは芸術は全てそうかもしれません。
それは表現者と創造者のどちらかである、ということです。
あなたがもし音楽関係者や楽器の先生なら、
楽器の演奏者が1番偉い?優れている??と
思いがちではありませんか。
私はピアノだったので、ピアノでお話させていただくと、
幼い頃ピアノを習い、発表会ですごく上手なお姉さん達を
見ると、「すごーーーい」と大尊敬でした。
そして音大に入り、やはりテクニックのある人、うまい人は
花形。みんなから注目されます。もちろん弾けるに越したことは
ありません。
でも音大に行っている時から、私は「ピアニストになりたい」とは
思いませんでした。もちろん思ってもなれないと思いますが。。(笑)
今になってわかるのですが、私はクリエーター=創造者なのです。
そしてピアニストは表現者。この区別を感じている人は少ない。
音楽は大好きで、ピアノを弾くのも大好き。でもどちらかと言えば、
人前で表現するより、裏方で曲を作る作曲家の方が、私は向いて
いるというか、好きでした。
作曲はしてみて分かるのですが、私には才能はありません
作った曲がみんな似てしまいます。
それでも自分が表現者ではなく、創造者かなと感じるのは、
①人を音楽で育てる、②音楽の新しい分野を創る、③音楽の新しい
使い方を広める、が好きで音楽で生きていきたいと思うからです。
舞台を創る、コンサートを開くのも大好きです
ワクワクします
コンサートっていいですよね
1番わかりやすいのは最初の、①の「音楽で人を育てる」
これはピアノやその他楽器の先生方です。
音楽で人を成長させ、成長させるからその楽器、
ピアノならピアノがうまくなるのです。
人間的成長なくして、楽器の上達はあるとは思えません。
楽器が上達している時、必ず人間的成長も一緒に
発達しています。これも創造者。
②と③は誰もやったことがなかったり、直接演奏とは違う
事なので、生みの苦しみがありますが、最近1番危機的に思う
こととして、「音楽の新しい分野を創造していかなければいけ
ないのでは」、と感じることです。これも創造ですね。
いずれにせよ、創造者がいるから表現できるのではないで
しょうか。もちろん表現の中にも創造はありますので、
表現者も創造者となりますが。。
でもこんなことを、1度ご自分の中でどちらが向いているか、を
考えてみるのも、今後の音楽人生を鮮明にできる手立てに
なるのではと思いました。
どうすれば生徒が集まるか、どうすれば食べて行けるかなどの
相談はよく受けますが、「自分がどちらに向いているか」が
今後の仕事の成功につながり、何をしてゆけばよいかを見極める
カギになります。
創造の中にもいろいろあります。どんな創造が自分には向いて
いるでしょうか。