私がカウンセリングをしていて、いつも

クライアントさんに言う事があります。

 

あなたの身体は車。

乗っているのが魂。

 

 

この車の扱いが分からないと魂は悩む。

 

相談者の大抵の方が「自分の性格」について語り、

「こんな性格だから〇〇のような事が起こる」とか

「こんな性格だから人間関係がうまくいかない」

等と話される事が多いです。

 

では性格は変わるのでしょうか。

多くの心理カウンセラーや臨床心理士の

皆様と話してきましたが、私は音楽療法で

医学と接し、そこで脳を勉強して、持って

生まれた物理的な「体=脳=性格」は、

そうやすやすと変えられない。

 

親から遺伝子でその脳をもらって生まれて

来ている。つまり150センチの身長の家系に

生まれた子供は、たいてい150センチくらいの

身長にしかならない。

 

それを努力で160センチにしようと思うから

「悩む」。これは性格=脳も同じ。

 

それより「そんな家系に生まれたのだから」、

自分の物理的身体、物理的反応からくる

基本的考え(私の脳は〇な事に敏感に

反応しやすいと等)を認め、その対処法を

手に入れた方が、ずっと楽になると思います。

 

性格を変えるのではなく、性格(脳の反応の仕方)の

対処法を身につける事。

 

もっと背が高くなりたいなら、女性なら高い

ヒールをはく。「かわいい私」の演出の仕方を

研究する、など。

 

さらに「私はとてもくよくよと悩む、関西でいう

気にしいだ」というなら、その性格はそういう

脳を持っているという事。

 

先祖や親に糖尿病の人がいたら、「私も糖尿病に

なりやすい体質かも」と事実を受け入れ、糖尿病に

ならないように気を付けるといいのです。

そういう体を受け継いできているのだから。

 

「なぜ糖尿病になるんだろう」と考えると、

それが気にしいの「悩み」になってきます。

 

なぜ「糖尿病の家系なのか」も、それを考えだすと、

「なぜ日本人に生まれてきたか」と悩むのと、ほぼ

一緒の範囲になってくると思います。

 

あなたは「なぜ日本人に生まれてきたか」、

が分かりますか?わからないでしょう?

無駄な事は考えない事。

 

自分が(魂が)どんな車(身体)に乗ったか。

糖尿病になりやすい車だったのか。

気にしいの車だったのか。

身長が150センチの車だったのか。

 

それはあなたがバカなのでも、性格が悪いの

でもないのです。乗っている車の性能を

理解していないのです。

 

1度悪い所も良い所も含め、自分の車を見つめ

直し、どんな車に乗っているか客観的に考えて
みましょう。1つでも解決できるかもしれません!

 

 

運転するのはあなた。

問題は車を変えようとするのではなく、

 

「どんな運転をするか」。

 

車より運転の仕方です。

無駄な悩みは捨てましょうビックリマーク