今日は「依存」について書いてみましょう。


人間関係を保つ、仕事をする上で、とても
重要な心理学です。


昔から女子に多い傾向ですが、例えば中学生や
高校生で、いつも仲良し、どこへ行くのも一緒、
何でもお揃いのような女の子たちを、見たこと
がありませんか。


そしてあんなに仲良しだったのに、急に


「もう絶交!」


のような不仲になっている、これが最近
大人にも多いのです。



無意識に相手に依存し、理想化する。


相手にかってに期待をかけ、思い通り
いかないと、ものすごく怒る。相手に
攻撃的になる。これが依存と理想化です。



これは困る傾向ですね。こうなると、
0か100か、敵か味方か、白か黒か、の
2通りしかないという感じです。



自分は黄色が良くて、相手は白が良いと言った
とします。



客観性、人を尊重する心が発達していれば、
自分と違う意見でも


「私は黄色が良いけど、あなたは白がいいのね」


と考え、受け入れるはずです。


ところがそれができずに、自分と一緒でなければ
相手を敵のように憎んだり、攻撃対象になってし
まう。



これはある意味怖い事です。そしてきっとご本人も
柔軟性がなくてしんどいですよね。ストレスが
いっぱい溜まるでしょう。



自分とは違う意見があり、それはそれで尊重できる
事が理想です。



セラピストやカウンセラー、ヒーラーや先生などの
仕事は、受講生からこのような依存や理想化をされ
やすい立場です。仲の良い友人通しでも、親しく
なりすぎた場合、起こりやすい事です。




そして依存や理想化している側は、自分が相手に
依存したり、相手を理想化をしている事に、ほと
んど気づいていません。無意識です。




これは重要なポイントで、さらに相手の立場に
立って考えるなどの、客観性がない人に多い傾向
です。



1、やたらと文句を言ってくる、
2、自分の気持ちをちゃんと話せないのに、人には
  分かってほしいと期待する人=説明が足りない人
3、自分からは動かないのに、人のやっていること
  にはチェックをしたり、批評だけを言いたがる人


こんな1~3のパターンの人は、とても多く存在し、
どこにでもいて、またふとすると、自分がそうなって
いる場合もあります。



人間関係で一定の距離を保てない、けじめや区切り
がつけられない人が身近にいたら、皆様もどうぞ
十分気を付けてくださいね。



そして自分自身も無意識にそうならないように、
ご注意ください。