今日は子供に限定してお話ししますが、一緒に行うと大人にも良い

影響がたくさんありますので、ぜひ親子でいろいろチャレンジして

みてください!

 

それではまず音楽は子供になぜ良いのでしょう?

○心、脳編

1、感性を育てる(美しい、楽しいなど形容詞的な感性)

2、根気を育てる

3、前向きな姿勢を創る

4、集中力を育てる

5、度胸を育てる(発表会など)

6、知識、学問を伸ばす(数学、国語、歴史、地理)

7、情緒を安定させる

8、心を癒す、慰める

9、一生の人間ではない友達である

 

○肉体編

7、セロトニンを強くする

8、ホルモン調整をする

9、自律神経を整える

10、リラックスを導く

 

本当はまだまだありますがこの辺にしておきます。

まず心、脳編について説明しましょう。

 

きっとお子様をピアノなどに習わせようか、などと思われた時、

「情操教育」という言葉を耳にされたと思いますが、情操教育が

まずもってなんだかよくわからない、という方も多いと思います。

 

これは感性を育てる、美しいものを見た時美しいと思う心を育てる、

人を傷つけたり、いじめたりしないやさしい心を育てるなど、感性を

育てるには「良い意味の心を育てる」という意味が非常に含まれ、

それらの具体的な処方やいろいろなやり方を総称して、情操教育と

言っているのだと思います。

 

1つ例をとって具体的にお話ししましょう。

音楽を習うと必ず「楽譜を読む」という作業が生まれてきます。

これは先に書いた2、3、4を非常に伸ばします。心理学的に

「受け身」もものは伸びにくいですが、自分から読まざる終えない

ものは人間の心理を前向きにさせるのです。

 

もっと具体的にお話しすると、お母さんが「○○しなさい!」と

毎日言ってもきかない、などという事をよく聞きますね。この時

お母さんが話すことは聞く側の子供にとっては「受け身」です。

 

ところがお母さんがそれを紙に書いて一言も話さなかったら、子供

はそれをきっと読むでしょう。するとそれは自分からの行動となり、

受け身ではなくなるのです。するとお母さんに言われたより、自分

から書かれたことを行う確率が上がるのです。

 

音楽はこんな何かを読む(楽譜を読む)という行動を、ピアノなどを

習いだすと毎日まいにち行うことになるのです。そして大抵の子供が

その延長で読むという行動である読書が好きになり、勉強が好きという

パターンが多くなって行くのです。

 

そしてこれから書くことも重なりますが、そこに音が加わり、楽譜の

中の物語(メロディーやモチーフ)が加わり、さらにそこにリズムが入

るので、その長さなどは数学になってくるのです。

 

幼いお子様が1拍や2拍を理解し、それにじっと耳を傾け長さを

計る、これはまさに数学でそして集中力を育てます。そして1曲を

弾けたり、また美しいと感じる心が育ったりすると、達成感や成功

感、美しいものを得ようとする向上心なども育つのです。

 

長くなるので心、脳編はここまでにして次は肉体編です。