今日最後のレッスンで、生徒さんの
一人に質問されたことで、皆さんに
お役に立つのではと思う事をご紹介
これは簡単に言えば、
右脳的テスト必勝法
です。
それでは具体的にお話しましょう。
「社会が嫌い」という生徒さんが複数おり、
社会好きの私は勉強の仕方を教えることに
なりました。生徒さんの例は
中学生=Cちゃんです。
そこでCちゃんに3学期の社会のテストと、
教科書を持ってくるように言いました。
Cちゃんのテストの解答欄は、ざっと書くと以下のようでした。
2枚になった解答欄。1枚目のAは○○先生、
2枚目のBは××先生が制作されたテストと
いう事です。
ここで肝心な事はCちゃんの間違え方。
分析してみると以下のような事が分かりました。
1、回答する漢字が正しく書けていない
2、(1)の問題は文章問題でしたが、①、②など
それぞれの問題では、質問の数と回答の
数、順番が合っていない。
長文で書いてあるため、質問の数が分かって
いない、という事です。
例)ここに掲載されている△△模様の土器の年代
はいつごろのもので、またこの土器は大変有名
であるが、この土器の発掘された場所、正しい
名前を答えよ
これでいうと回答の順番と問題は、
①年代、
②発掘された場所
③正しい土器の名前
となり、①~③の順で3つ回答しなければ
なりません。Cちゃんの場合、ここがきちんと
書けていませんでした。順番が違っていたり、
問題数と回答数が合っていなかったりしました。
次にAは○○先生、Bは××先生が作った問題で、
大きく×の書いてある、(1)の⑥と(2)の①、②で
多く間違えていました。
3、そこでAの○○先生は出題の1番最後に
難しい問題を、Bの××先生は出題の
最初あたりで難しい問題を出すという傾向が
ないか、今までの他のテストを全部調べるよう
言いました。
つまり、
先生の出題傾向を知る、
という事を教えたのです。そしてその傾向を
分析し、難しいところが出やすい問題は
後に回すよう言いました。
この今まで書いた1、2、3、は実際の
勉強とは関係ありません。ちゃんと年代を
覚えていなかった、理解していなかった、
とは別の問題です。
つまり単なる勉強の作業は左脳、今書いた
ような総合的作用は右脳の機能です。
そしてCちゃんはこのテストを見る限り、
右脳的能力を伸ばす、つまり、
注意力を伸ばす、
分析する、
という点を上げない限り、いくら塾に行っても
無駄だという事です。反対にこれらができて
いれば、テストの点は10点は上がっていました。
ご理解いただけるでしょうか。
現代の子供は「自由に遊ぶ」「自分で考える」の
量が少ないので、右脳の成長が弱いと本当に
感じます。
そして最後にこちらをご覧ください。
先ほど6チャンネルでやっていた
「林修の今でしょ」で、出てきた
重要ポイントです。
これは2歳から6歳の子供の脳を育てる意味で、
大変重要で、かつこのころの脳でその後が
決まってしまうとのことでした。
これは私が生徒さんたちに何度も言ってきたことです。
・お母さん(お父さん)が一緒に考えて。
・主語述語をつけて会話して。
・自分で考えるように持って行く。
3の「小遣いに条件を付ける」とは、この番組の
中で、簡単にお小遣いをあげないで、
「○○したらおこずかいをあげる」など、
脳に付加をかけるような事をしてください、と
いう事でした。このことでストレスに強くなり、
物事を考える子供を育て、すぐできない、
無理を言わない子に育ちやすくなるそうです。
お子さんのいるご両親は、ぜひトライして
みてくださいね。