以前書いた内容ですが、おもしろかったので
再アップです。皆様はどう思われるでしょうか.
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ふと昨日思ったことですが、最近は自分の子供の事を
「先生、この子○○しないんです」
と先生になげくというか、ぼやく親が多いと感じます。
これはおかしくないでしょうか。
私の子どものころは、
「先生、うちの子○○ができずにすみません」
と親は先生に頭を下げました。
先生が威張りたいわけではありませんが、
親が子供の事をぼやく時、思いつく範囲でこんな
ことが言えると思います。
1、親が子供の欠点や困りごとを自分の事にしていない。
2、親が自分で何とかしようという必死さがなく、
誰かがやってくれると思っている
3、相手に対して申し訳ない、という謙遜さがない
4、「そういう事を先生に行っている自分が、人から
どう見えているか、子どもの目にどう映って
いるか」という、客観性がない。
まだ他にもあると思いますが。。。
もちろんそうでない親御さんもおられます。
しかし今はぼやくタイプを取り上げて、
お話を進めると、怖いのは1と4の融合です。
親が子供の前で先生にぼやいたり嘆いたりする。
それを聴いている子供はどうなるでしょうか。
その子が親になった時、自分で解決しようとはせず、
やはりきっと誰かを頼るようになるのではないでしょうか。
これは「教育相談」とは違い、本当に困っていて
個人懇談などで、先生に相談するのは構わないと
思うし、専門家の意見を聞くことは大切です。
しかし塾や習い事で、先生に会うたび
「うちの子○○しないんです」と
話していたら、まず自分の事を告げ口されて
いる子供は嫌じゃないでしょうか。
自分の欠点を母親が、先生に言いつけている
のです。
そしてそれを見るたびその子供は、
「何かあったら先生に言えばよいのか」
となり、自分で解決しようとしなくなるの
ではないでしょうか。
先生に相談してそれがうまくいかない場合、
自分のせい、努力不足は考えずに、
「先生のやり方悪い」ともなりやすいです。
まずは自分で努力し、ダメな時先生に聞く、という
のが順序ですし、親の場合も親が努力し、どうにも
行かない時、先生に相談するというのが正しい
順序だと思います。
卵と鶏ではないですが、親の行っている態度、言動を
子どもたちは見て育ちます。そしてそれらを子供たちは
全て生きた体験とし、脳や心に刷り込まれて行くのです。
失敗や困った問題は自分のせいにするから成長し、
人のせいにしていては成長しないと私は思います。
そんな意味で、親は子供の良いお手本でありたいですね。
また人が困っていたら、「人の事」ではなく「自分の事」に
する子供が増えてほしいですし、「人の痛み」がわかる
子どもが増えてくれればと感じます。皆様はどう
思われるでしょうか。