皆様、NHKの「真田丸」ご覧になっていますかはてなマーク

 

真田丸をご覧でなくても、戦国時代の武将が

お好きな方はおられるでしょうかはてなマークはてなマーク

 

なぜこんなことをお聞きするかというと。。。

 

 

 

真田丸や戦国時代の武士の次男、三男は、

よく「お家のために」と子どものころから
人質に出されます。

 

つまり命をかけて家を守るために、敵国の
殿様のもとで過ごさないといけないのです。

 

どんなに怖く、寂しく、辛かったでしょう。

大抵が子供や若者、その妻や母が人質です。

下手をすると、即刻ころされるかもしれない

のです。

 

 

つい最近テレビで、どこの県か忘れましたが、

80歳前のおじいさんが介護に疲れて、
認知症の妻に手をかけてしまい、無期懲役か
何かになり、それをご近所の人たちが刑を軽く
してほしいと嘆願書を出して、裁判のやり直しに
なるなどのニュースを見ました。

 

 

そしてそのおじいさんが、そんなになっていても

「娘に迷惑をかけてはいけない」と話していました。

 

 

妻を殺さないといけないほど長年介護し、

切羽詰まった年老いた父親が、まだ娘に気を

遣っている。。。

 

 

おじいさんには思いやりがあるが、娘には

思いやりはないのか。。はてなマーク

 

 

これと先ほどの人質のお話し、皆様はどう

思われるでしょうか。

 

 

昔は子供でも「家」や「親」を思い、

命がけで敵陣に行くのです。

 

 

その武士の子供たちはアダルトチルドレンでは

なかったのでしょうか。

 

アダルトチルドレンとは、

 

機能不全家庭の家庭に育ち、主に以下のようなものが原因です。

詳細はこちらからお借りしました。

・アルコール依存症の親がいる(ギャンブル、借金、薬物なども含む)
・夫婦仲が険悪などの家庭問題がある
・子供に対して過保護または過干渉
・親が子供を虐待している
・介護が必要な病人がいて、その介護に全てを費やされている
・宗教を信仰している家族がいて、入信するのが当然と考えている


 

これは現代版ですが、虐待というなら

親が子供の命と引き換えにその子供を

人質に出し、家を守るのですから、ものすごい

虐待です。

 

ここではアダルトチルドレンを語りたいのではなく、

そんな状況でも「子は親や家を思う」という事です。

 

 

これはどういう事でしょうか。

親を恨まず、親や家を思う。

 

なぜ親を恨まなかったのでしょうかはてなマーク

 

 

別に戦国時代に限らなくても、一昔前の日本では、

子どもを幼いうちから奉公に出したり、ひどい

場合は女の子など売り飛ばされたり、という事が

事実としてありました。

 

 

しかしそれらの子供でも、はやり親のために、

家のために、という心がありました。

 

この違いは何でしょうか。

 

先ほどの妻を殺してしまったご老人の娘は、

何をしていたのでしょうか。国や行政が、何とか

してくれると思ったのでしょうか。

 

 

親のために、家のために心が傷ついた、と

嘆く今の子供たちは、少し被害者意識が

多すぎ、相手を思いやる心が半減している

のではないかと私は思います。

 

 

常に自分が被害者や犠牲者と思って

しまうのは、やはり平和がもたらす

後遺症又は反動かなと思います。

 

 

親を助けなければとか、親を思いやる

経験や体験が、今の生活には昔ほど

なく、とても少ないのでしょう。

 

体験がなければ心は育ちません。だから

非常に自己中心的です。思いやる心が

育ちません。

 

 

不幸は辛いですが、相手を思いやる、

相手の立場に立つ心を育てると感じます。

 

 

先日書いた「思いやり」に通じますが、

やはり「命」に通じるからでしょう。

皆様も少し立ち止まって考えてください。

 

それとも昔の人たちの心は、もっと強かった

のでしょうか。もちろん親を恨んだ子供も

いたでしょう。

 

 

私は真田丸見ながら、いつもこの時代の

人たちの心はどうなっていたのかと考えて

しまいます。

 

 

社会が便利になり、幸福になっていくと、

そのシステムに乗っかるのが当たり前に

なり、国がしてくれる、行政がしてくれると、

「自分がすること」を忘れてしまいがちに
なっているのではないでしょうか。。

 

 

真田幸村に聞いてみたいです。

 

「どう思って人質になっていたの?」