今日は以前書いたもので、再度ご覧いただきたい
ものがあったのでお送りします。
今年もあと約3か月。1年は「あ!」という間です。
残りを有効にするために参考になると良いのですが。。
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毎年年始になると「今年こそは自分を変えよう!」と
思う方も多いと思います。でも結局半年もすると
私は私だから。。。
となる方も多いはず。これを繰り返し自信を無くし鬱になる方も
多いので、年頭にお役にたつことを書きたいと思います。
私がカウンセリングした「自分の性格が嫌いな方」は、
私から見れば
「ご自分が分かっていない方」
でした。これは言い換えると、
「自分の脳のパターンが分かっていない方」
です。
そして同じ失敗を繰り返し自分を責め、自信を無くして
行きます。さらにひどいと鬱になってしまいます。
例を添えて分かりやすくお話しましょう。
視力が0,5の人=Aさんと1,5のBさんがいたとします。
Bさんは遠くのものが見えるので、
「Aさん向こうに○○があるね」と話します。
しかしAさんには見えません。そこで見えたふりをして
「そうだね」と言ったり、
「見えない」が言えなかったり、
「見えないことが格好悪い」と思ったりします。
そして「なぜ見えないのだろう」と自分を責めます。
さらに何とか見えるように「訓練」したり「努力」したり
します。
この訓練や努力が遺伝子に勝てなかったり、間違った
訓練をするとより一層「自信を無くします」。
なぜなら改善しないからです。
もし両親とも近眼だったら、子供が近眼になる率は
とても大きく、自分の努力ではほぼ治りません。
身長が150センチの両親に生まれた子供が、隔世遺伝で
おじいちゃんおばあちゃんに大きい人がいなければ、
やはり似た身長になります。これも努力でかわるものでは
ありません。
それより「本来の自分がどうであるか」を知り、先ほどの
Aさんなら眼鏡をかける、レーシックの手術をするなど
すれば問題は解決するのです。これは性格も一緒です。
この性格は「目では見えない」し、「自分では本当の自分を
見たくない」場合もあるから、困りものなのです。
しかし本当の自分を知り、認めて初めて
「どう変わりたいか」が考えられたら、解決法が見つかって
いくのです。
脳の講座でお話していますが、障害を知り勉強すると
自分がどの障害のパターンかが分かります。もちろん
障害と言っているのではありません。でもどの傾向に
脳があるか、は障害を勉強すると分かりやすいです。
また脳も視力と同じで、親が近眼なら子も近眼になる
ように親と似たり、結局「親と同じ性格」になることは
多い。だから自分を知りたければ
「親を客観的に見る」
という事は自分を変えるために大切です。
父親母親の性格=両親の脳のパターンをもらって
いるのです。だから、悪いところは似ないように、
良いところはより取り入れて行けばよいのです。
脳の講座では脳のパターンを障害を通じて
勉強します。人間みんなどこか変なのです。
そしてそれを自分で見つけて客観視し、
本当に認め、「自分はここが変、でもこのように
しか考えられない」という事を認めた上で、解決策を
練るのです。
仮に非常に自分が短気だとしましょう。
まずはそれを自分で本当に認めなければなりません。
そしてそれがアスペルガー的(勉強が要ります)だと
脳はそんなパターンなので、それしかできないのです。
でも自分がアスペルガー的だから固執し、執着し、
自己中心的である、と分かれば、自分がカッと腹が
たった時、
「自分はアスペルガー的だからこうなる」と考えられます。
これだけでも自分を客観的に見ることができて、すごい進歩
だと思います。
長くなったので、今日はこの辺にしますが、遺伝子や
脳の構造をそんなに簡単に変えられません。でも
「自分はこのパターンだから」となれば、むやみやたらに
「私の性格は悪い」と悩まないようになります。
そして「こうなり安い」が分かり、注意するように
なります。
1番いけないのは最初に書いたように、間違った努力を
繰り返し、何度も自信を失い、自分を責め続けることです。
自分の努力の方向が、間違っていないかを考える事も
時には大切です。