今日は童謡「かたつむり」を使って、実際にレッスンを
してみましょう。
皆さん良くご存知の歌で、ちょうど梅雨の今の時期には
良い曲ですね。それではまず歌詞を見ながら、歌って
みましょう。
♪かたつむり
でんでん虫々 かたつむり、
お前のあたまは どこにある。
角だせやりだせ あたまだせ。
でんでん虫々 かたつむり、
お前のめだまは どこにある。
角だせやりだせ めだま出せ。
それではこの歌を歌って、どのように楽しみながら、
お子様の感性を育ててあげると良いでしょうか?
■歌詞
まず歌詞を考えてみましょう。あなたのお子様に
以下の質問がわかるでしょうか。
1、かたつむりの頭はどこだかわかるかな?
2、「つの」ってなにかな?
3、かたつむりの「つの」とはどこにあるの?
4、かたつむりのめだまはわかるかな?
5、でんでんむしとかたつむりが同じだとわかるかな?
まずこれらにパパ、ママであるあなたが考えてみましょう。
あなたのお子様は、どのくらいこの質問がおわかりでしょうか。
またかたつむりを知っているか、さらに実際に見たことが
あったりするでしょうか。
1から5をお子様に質問する前に、まずきちんと回答や説明が
できる準備をしておきましょう。
この曲で感じていただきたいのは、一般的には「楽しい」
「コミカルまたはユニーク」です。
かたつむりはかわいいけどなんとなく漫画チックでコミカル
ですよね。だから親しみがあるのだと思います。親戚の
「ナメクジ」とは、ちょっと別みたいに感じませんか?
そんな面白いかたつむり、歌詞の意味を理解し、リズミカルに
歌うとより楽しく、面白くなります。
■リズム
基本的にこの曲は「タッカ」のリズムです。音符が書けないのが
残念ですが、わかりやすく言うとスキップのリズム。
「タッカタッカ…」です。おわかりでしょうか?
この「タ」の所を少し強めに歌うと、とてもリズミカルになります。
つまり歌詞で言うと
(で)ん(で)ん(む)し(む)し (か)た(つ)む(り)…
となりかっこ( )を強く歌う事になります。しかしそれでは
強いところが多すぎて、幼児の場合歌いにくくなると思うので、
(で)んでん(む)しむし (か)たつむ(り)、
(お)前の(あ)たまは (ど)こにあ(る)。
(つ)のだせ(や)りだせ (あ)たまだ(せ)。
のかっこのところを強めで歌ってみてください。
なんとなくリズミカルで面白くなるのがわかりませんか?
かっこのところで手拍子をするのも良いでしょう。また
かっこのところだけママが歌ったり、お子様が歌うのも
良いでしょう。手拍子でなくてもテーブルをたたいたり、
何か楽器があれば、それをたたいてみるのも良いでしょう。
歌いながらスキップして、お部屋をぐるぐる回ってみたり、
歌いながらリズムを感じ、自由に踊ってみてもいいでね。
体を動かすと、より楽しくなり感性が刺激されます。
いかがでしょうか。「梅雨には梅雨の歌を歌い、その特長を
生かして音楽を感じてみる」これは非常に大事なことで、
お子様の感性を伸ばし、パパやママのストレスをとり、
うつの予防にもなります。
ぜひご家庭でやってみてくださいね。