今から書くことは音楽を例にしますが、音楽と

関係のない方にも、興味深く感じていただけ

れば幸いです。ご自分に置き換えてご覧くだ

さい。

 

 

さて今日のテーマ「左脳的か」「右脳的か」。

 

これはどちらも程よくバランスが取れて、

発達していることが良いと思いますが、

皆様はご自分がどちらだと思われるでしょうか。

 

理数系か文科系かみたいですね。

 

 

例えばピアノの先生。私がこどものころ

「もっと優しく!」などと注意され、

怖いレッスンを受けたものでした。

 

 

それではどうすれば「優しく弾けるの?」は

教えてもらえません。

 

 

指を立てるのか、寝かすのか、

丸い音で弾くのか、テヌート気味に弾くのか

どうしたらいいの???

 

 

つまり、この先生は左脳的で、

 

「微妙」なことを説明できない。

 

「メトロノーム100を120に」などは

説明できても、

 

「淡いピンクのバラのように甘く優しく」と

「真っ青な空に向かう大輪のひまわり」の
弾き方の違いはどうするねんねん??(笑)

 

 

微妙なことを説明できるって、
とても大切なのです。

 

 

音楽をやっていない方にも、分かりやすく
再度説明しましょう。

 

あなたがセミナーで何かについて話すとして、

 

そのセミナーの中身の原稿を考えて書く作業は左脳、

それを話す時、受講生にわかりやすく話せるかは右脳

 

の役目です。

 

つまり先ほどのピアノの先生は、きっとピアノが

上手に弾けて難しい曲も弾けたとすれば、左脳的

には発達しているけど、それを分析してわかりやすく

説明する右脳的には、発達していなかったと言えます。

 

 

その流れとして。。

 

よく私のところに講座を受講されに来た人が、

A 「先生、私ストレスたまらないんです」とか、

  「ストレスってわからないんです」とかいう方が

  時々来られます。

 

また

B  「ひどく落ち込むんです」とか

   「不安が強いんです」とか

   いう方も来られます。

 

 

これらのA,Bの方々と、先ほどの説明の

できないピアノの先生も同じです。

 

 

つまり、
右脳的分析ができない、

説明ができないのです。

 

ですのでA,Bの皆さんは、

「自分がわかっていない」

「自分について感じない」

「自分につてい説明できない」

場合が多く、それで悩んでしまうのです。

 

 

「右脳の発達」と「自分をどれだけわかるか」は

正比例のような気がします。

 

言い換えると、左脳的だと自分がわかっていない、

分かりにくい、自分をコントロールできない人が
多いように思います。

 

長くなったのでまとめると、右脳が発達していない場合、

 

・分析ができない

・説明が苦手

ゆえに、

・自分がわからない

・ストレスがたまっていてもわからない

 

となる場合が多く、ストレスがある日突然、病気となって

体に出て初めて、「私疲れてたんだ~」と理解したりします。

 

またピアノのレッスンでも、理解し、きちんと説明できる

けれども、生徒の成長を願ってあえて説明しないのと、
単に説明ができないのとは違うのです。

 

ただし左脳が超人的に発達していて、超絶技巧な曲が

演奏でき、どの曲を弾いても間違えない集中力をもって

いれば、ただ弾いただけでも、先ほどのばらとひまわりの

弾き違えができなくても「すごい!」と思われるでしょう。

 

父親として、人間としてはまるでだめでも、東大を1番で

卒業してすごい科学者になり、科学者としては一流、
すごい、と言われるのも同じです。

 

 

あなたはどちらが良いでしょうか。

また右脳派?左脳派?どちらタイプでしょうか。