皆様こんにちは。今日はとても重要なテーマ「自信」です。
あなたはご自分に「自信」があおりでしょうか。
とても難しい質問ですが、親が自信がなかった場合(うぬぼれも
いけませんが!)、「子供も自信がない」という事が良くあります。
DNAで性格が似てしまうんですね。でも「ちょっとした事で自
信がつくのに、今の子供にはないこと」があるのです。
それは何か。。。。。
言葉がよくないかもしれませんが、それは「試練」「苦労」「忍耐」
そしてその後の「達成」です。昔の子供は親にかまってもらう暇が
なく、またほしい物も今ほど手に入らず、と生まれながらに今の子
供より、「耐えて」生きている事が多いでした。
そして今の子供は「忍耐=耐える」があまりありません。「自信」は
耐えたから「達成感」ができ、身についていくものだと思います。
「これだけがんばったから、こうなった」と体験するから、実感して
知恵となり、心と頭の2つで理解でき本人の宝となります。
先に「試練」「苦労」と書きましたが、今の世の中では「苦労」という
よりは、「試練」の方が言葉として的確かもしれません。この「試練」
を与え、「耐える」を経験させると、必ず自信につながります。ただ
しその後に「達成感」や「充実感」「喜び」が、セットになっていな
ければなりません。
試練に耐えただけで終わってしまっては、「凹んで終わり」となってし
まいます。幼いにうちに「耐える事」「それに立ち向かう事」の種を
心にまき、それが花開き「喜び」となった時、大きな自信につながり
ます。
耐えずして安易に手に入ったものや事柄では、「自信」にはならないの
です。またこの「耐える」様な経験が幼い間にない場合も、「自信」は
なかなか創れません。
それではどんな「試練」を与えればよいでしょうか。私の経験では今
風に考えると、「ピアノのコンクールにでる」「水泳の大会に出る」「高い
山に登る」などがお薦めです。
どれも「体で耐えて感じる」ものです。また「人目」があり、「失敗した
くない」「途中で挫折したくない」と感じる事柄が良いです。ですので、
親も耐えなければなりません。「子供だけが耐えて、親はどうもない」よ
うなものはだめです。
ピアノなどは(ピアノでなくても楽器類)何時間も練習し、発表会など
では、人前でそれを披露しある意味評価される訳ですから、練習に耐え、
人前にさらされると言う事に耐え、演奏する事に耐え、と3つも耐えな
ければなりません。「あー大変」と思われるかもしれませんが、
こんな貴重な経験はないのです。
演奏し終わった時は、「終わった!」という、なんともいえ
ない充実感があり、思うように弾けていればなおさら達成感
があります。
そしてそれがもしコンクールなら、その後入賞などできれば、
「人前で表彰」され「入賞」という賞をもらえ、まさに
「大きな喜び、ご褒美」をもらえます。
これもひとえに「辛い練習に耐えてきたから」得られるのです。
たとえ賞に入らなくても、本当に自分で納得のできる演奏がで
きていれば、あまり凹みませんし、「もう1度やってみよう」と
なるパターンが多いです。これらは全て自信につながります。
先ほども書きましたが、今は昔のように国が貧しいわけではない
ので、生活や環境に耐える事はあまりありません。「おけいこ事」で
の試練は、昔の子供からすると「贅沢」かもしれません。
でも今はそんな環境が「当たり前」ですから、うまくおけいこ
ごとを使って、5~8歳ごろまでに何かにチャレンジさせ、達成
感を味合わせてあげてください。これは脳に大きな影響を与え、
その後を前向きにさせる性格の種まきとなります。
あまり小さすぎても「何をやっているかわからない」という事になり、効
果は少ないです。また入賞などができなくても、小さいのであまり凹まず
すみますし、同じ物に落ちても2,3度挑戦すれば、大抵1番とはいかなく
ても、良い結果が出せると思います。
ぜひ上手に試練を与え、それに耐えさせて「達成感」「成功感」を与えて
あげてください。これは自信につながる大きな秘訣です。