最近私のサイトにはいろいろなセラピストさん、
整体師さん、心理カウンセラーさん、占い師さん
など、たくさんの人を相手にされるお仕事の方が
読者登録をしてくださいます。


お仕事に音楽を使いたい、BGMは何にしようか、と
お考えなのかと思います。


しかし皆様はCDを仕事で使っては
いけないという事をご存じでしょうか。


ダウンロードした曲も同じです。これらは著作権に
ふれるのです。


買ったCDやダウンロードした曲を、講座中や
施術中に使って、それが日本著作権協会(ジャス
ラック)にしれたら、相当な金額を要求されます。


税務署と一緒で、昔にさかのぼって要求
されます。大分前の私の記憶では200万円
ほど請求されたカフェや、その要求をほおって
おいたピアノバーは800万円の訴訟になって
いました。


これは飲食店だけのお話ではありません。
その他のお店、会社でも同じです。またジャス
ラックの中身も時々変わるので、気になる方は
時々サイトをのぞかれると良いです。



またクラシックならいいのでは、と思って
いる音楽関係者のみなさん、演奏者の著作権も
あるのです。


だからベートーベンでクラシックだから良いわ、
と思っていても、その演奏者が今生きていたら、
本当はいけないのです。もちろんその演奏者に
了解を得ている、演奏著作を放棄しているなら
別です。



先日も3件続けてこんな事がありました。

2件はセラピストさんで、

・施術中にどんな曲をかけたらよいか

・どんな曲を講座前にかけたらよいか

というものでした。(無料でのコンサルタントは
行っていません)



もう1件はある心理学系の会社の社長さんでしたが、
その方がその心理学講座で、「講師がお薦めのCDが
あり、この曲がとてもいいですよ」と、自分が生徒
時代、先生から講座中薦められ気に入って使ってい
る曲がある、というお話でした。そしてご自身も
みんなに薦めているとの事でした。



これには2つ問題があり、「なぜその曲が良いのか」と
追及すると、「そこは追及しないで」と言われ、分から
ないけど恩師に良いと薦められ、自分でも聞いてみて
良かったから、みんなに薦めていると言う事でした。


これでは音楽療法の根拠、日本ヒーリング音楽協会的
考えでは、本当に良いという答えなりません。また
心理を扱う関係者の皆様には、重要な事です。音楽は
かなりの影響力を与えます。



そしてもう1つは、そのCDには著作権があるにも関わ
らず使っている事、さらにそれをみんなに薦めている
事が問題です。


この社長さんは悪気ではなく、良かったよという意味で
私に教えて下さったのですが、この人に薦めている点も、
人に影響を与える人、講座などで先生役をする人などは
よく考えて行動しないと、著作権的にも本当は大きな
問題です。著作権について知らないから、できた事なの
です。


中国が日本のキャラクターを真似して、テーマパークを
作ったり、物を売り出しているのと同じ感覚が、日本にも
音楽ではあるという事です。


みんなやってるし、とか、どうせばれないわ、は、
これから自分のお店を大きくしよう、施術中の効果を
上げようなどをお考えの皆様には、よく考えなければ
いけない問題です。



どうすればよいか、は別でまた書きたいですが、
お仕事内容にもよりますので、ご相談のある方は
このブログのメッセージからお寄せください。