私の母は私が幼い頃、


「いつも同じでいなさい」

「最初だけ一生懸命で、慣れてきたら適当はダメ」


「人にもいつも一定の接し方をしなさい」


と言っていました。


最後の「人にもいつも一定の~」の言葉は、
冷たい意味ではなく、最初だけ仲良子よしで、少し日が
経ったり、その人に飽きたりした時、ガラッと態度を変
えるような付き合い方はするな、という意味です。



私は美容室は1つ決めると、同じところにずっと行きます。


この3年間は心斎橋の同じお店に行っていました。②
その前の2年間も同じところです。①


この①、②のお店を変えたいと思った理由は同じで、


それ以前の美容室同じですが、慣れてくると美容室の
私に対する扱いが、ぞんざいになるのです。


これは愚痴ではなく事実です。行初めのころの美容室は
どこでも愛想がよく、美容師さんがよく話しかけてきます。


ところが2年目ぐらいになると、トークのパターンが
一緒で「ビジネストークだなぁ」と感じてしまうのです。


私は本を持参しているので、話す気がないなら話さない
方が良いですし(本が読めるので)、適当に会話を流され
るのは、良い気分ではありません。


しかし会話ならまだよいのですが、カットにかける
時間が短くなったり、なんとなく雑に感じたりすると
もう「アウト」です。ぞんざいになってしまうのは
人間の性(さが)なのでしょうか。


これはレッスンではあってはならないことです。
さらにレッスンでなくても、仕事でずっと一緒にいる
関係者、お得様にもあってはならないこと。


逆に言うと最初にあまりちやほやしない、と
いう事です。


「初心忘るべからず」、にも当てはまりますが、
その初心にあまり無理をして自分を創ってしまうと、
いずれはがれてしまうのです。



自然でいましょう。そして何年たっても、決して
手を抜かないこと。そのためには最初に必死に
なりすぎない事。


最初だけちやほやはダメだと思います。


またそうなっている自分に気がついていない場合は、
もっと赤信号です。