皆様こんにちは。大分秋らしくなりましたね。大阪での朝晩の温度は
さわやかで、ペットのラッキーと散歩に行ってもとても気持ちよいです。
さてこんな気持ちの良い季節ですが、人が欝っぽくなったり、いらいら
したり、落ち込みやすくなるのもこの時期です。
これは大人も子供も同じです。今まで暑い夏に体が慣れていましたが
だんだんと涼しくなり、情緒の安定や心のバランスに使っていたエネ
ルギーを、体の調整に使わなくてはならなくなったため、心が不安定に
なりやすい状態になっています。
今頃一番欝が増えたり、自殺が増えるのもこのためです。こんな
事に負けないよう、お子様が小さいうちに心の強い、情緒の安定
した心をしっかり根付かせたいものです。
この時期は「心が元気に」「心が丈夫に」を考えて、ちょっと
家族の心と向き合う時期に設定してみてはいかがでしょうか。
もちろん子育てをしているお母様自身が、「ストレスで爆発しそう」と
いう方も、また「ご主人が何か不機嫌」という方にも、今日は参考に
なる内容にしました。そしてご両親が仲良く楽しく暮らしていることが、
子供にとって一番良いこと、子供の心を安定させてあげる一番のプレゼ
ントです。
それでは実際に行ってみましょう。
まずご家族の好きなCDから1曲選んでください。
なるべくリズミカルでアップテンポのものが良いです。
ただし気分の落ち込みがひどい方には向きませんので、
ご注意ください。
CDの曲は1曲をリピートして流せるようにセットしてください。
まずは拍子のとり安い、4拍子の曲で試してみましょう。
1、最初は曲に合わせて手拍子をしてみましょう。
ゆっくりした手拍子ではなく、アップテンポで手が痛くならない
程度にたたいてみましょう。このとき大事なことは「リズムを
感じて」「スイングしながらのりのりで」で行いましょう。
単純な手拍子なら、小さなお子さんにもできるはずです。できない
場合は、お母さんが後ろからお子さんの手を持って、手拍子させて
あげましょう。
2、今行った手拍子(リズム)は
♩ ♩ ♩ ♩ (タン タン タン タン)
のリズムで普通に打ったと思います。今度はそれを少しだけ
複雑にします。
♩ ♫ ♩ ♫ (タン タタ タン タタ)
本来リズムの打ち方は何でも良いのですが、ちょっと複雑に
打つ事で「集中して曲にのる」ということをしたいのです。
ご家族でできるいろいろなリズムで試してください。
やってみるとわかりますが、このことが体のセロトニンという
神経化学物質を刺激します。このセロトニンが順調に出てくれ
ると情緒は安定し、穏やかな気分を誘導してくれます。
必ずリズム打ちをした後では笑顔になり、体温や手のひらの温度が
上がります。お子さんに(ご家族に)ストレスが溜まっていたり、
夜鳴きがひどい、癇癪がある、最近ヒステリックなどの場合、親子で
20分以上手拍子をいろいろな曲で行うと、ストレス発散と脳への刺激
が起こり良いでしょう。
先ほど「1曲」としたのは、幼児の場合、いろいろな曲に変わるより、
同じ曲でリズム打ちをしたほうが、その曲を覚えてのりやすいからです。
また童謡でもリズム感の良い曲で、できれば秋の曲を歌いながら
手拍子をやっても良いですね。ただアップテンポの曲が幼児の曲に
はあまりないため、ご両親が好きな曲なら、あえて子供の曲でなく
ても、家族で楽しめて良いでしょう。
■秋のリズム感のある曲例
・ 小さい秋見つけた
・ 村祭り
・ 松ぼっくり
・ 大きな栗の木の下で
情緒不安定になりやすい秋を、いろいろな曲で
リズム打ちを楽しみ、お子さんと音楽で楽しく
情緒安定にトライくださいね。