皆様こんにちは。

ブルグミュラーネットレッスン、「狩り」の第2回目です。
今回も楽しくレッスンしましょう(^^♪

今回が初めての方はガイダンスからご覧ください。
ガイダンス 

狩り1回目はこちらです。

狩り1回目

音楽は「創る」と考え、「練習」が「創作」となれるよう、
ここでは進めています。

音楽をイメージし、自分の求める音色、
メロディラインを考えましょう。

それでは本日の狩りのレッスンに入る前に
前回の補足です。下記楽譜からご覧ください。


「おおーいこっちへ行くぞー!」
先頭を行くハンスが角笛で知らせます。
 

「わかった!」
後ろの仲間がやはり角笛で答えました。
 

ここですが、なぜブルグミュラーが、最初の
メロディ(左手和音の上の音)、

「ドレファミドミレ」をフォルテと指示し、2回目を
ピアノと指示したのでしょう。

私は狩りの集団が2つあり、先頭集団と後方集団に
わかれていたとイメージしています。

そして左手のメロディとなっている和音の動きは、
「ホルンの音=狩りの笛の音」であり、例えば

先頭集団  「右に行くぞ~」=フォルテ=前からの合図
後方集団  「了解!」=ピアノ=後ろからの返事

と考えました。これがAには何度も出てきます。
 

そして今日の本題のB、A' Cです。
まずはイメージをご覧ください。

B 大きな木の陰にいた小鹿がハンスに気づき
ました。「どうしよう!こわいよう!!」
B-1 
 
小鹿はそっと木の陰に隠れて、ハンスたちが
行ってしまうのを待ちました。
B-2
 


A'  ハンスと友人たちは小鹿に気づかず行って
しまいます。
 A'-1 

馬は森を走り、一組の親子のキツネを見つけ
ました。
A'-2 
 
C 1回目
ハンスは勢いよくキツネを追いかけました。
ハンスの打った矢は母ギツネに命中しました。

2回目(リピート後)
母キツネはその場に倒れ、死んでしまいました。
後には小さな子ぎつね1匹だけが残されました。
 C 
 
いかがでしょうか。これは私のイメージなので、
皆様はもっと自由にイメージしてくださいね。

この後、最後にまたA''と続きますが、ここまで
ご覧いただいて大事なことは、

Aは人間で狩りが楽しい=楽しそうに演奏する。

BとCは動物の立場で怖い、悲しい=Bはイライラ、
Cは悲しみでいっぱい、一人ぼっちのさみしさを
演奏する。

という事をレッスンで伝えます。つまり楽しくなったり、
イライラしたりまた楽しくなったり、悲しくなったりと
「感情の移り変わりが非常に激しい」 という事を
理解し、イメージして演奏していきます。

人間にとって楽しい狩りは、動物にとっては迷惑で
怖いだけですね。ここのところも子供たちには、伝え
たいです。

そしてその表現を「いかに切り替えて弾けるか」と
いうところが練習のポイントとなります。

またBとCの、イライラするのと悲しいのとでは、
どのように違うか、暗いメロディラインでもどう
違うのかを、生徒さんとよく話し合い、どのように
演奏するかを考えます。

こんな所が練習の面白いところです!
あ~弾くか、こ~弾くかでディスカッション
します。

さあ、この後はまたA'''となりますが、次回は
A3か所の弾き違え(演奏表現の変え方)、と
貴婦人の乗馬(乗馬)との弾き違えについて
お話ししたいと思います。

これもとっても面白く、生徒さん特に大人の方には
うけました!

次回もよろしくお願いします(*^^*)、