今週からブルグミュラーネットレッスンを
開始します。よろしくお願いします。


まず最初はガイダンスをお話ししましょう。


一般的なレッスンでは、以下のような流れが
多いと思います。


1、課題曲が宿題で出される

2、生徒さんがそれを家で練習してくる

3、レッスン日に課題曲を先生の前で演奏する

4、先生が音の間違いやリズムの間違いを直す

5、強弱や雰囲気、フレーズ感などをつける

6、すらすら弾けるようになると完成


ざっとですが、こんな感じでしょうか。
通常はこれで良いと思います。


たださらに深く勉強する、音楽性を深めるためには、
ブルグミュラー25以上の場合、イメージする、
音楽を創る、という作業が必要になってくると思い
ます。


もちろんもっと早い段階から、いろいろな事を
導けたに越したことはありません。テクニックも
すごいに越したことはありません。



そしてこれ以上にどんなことを、どのように
導くのか、が問題です。


生徒さんの年齢や、「想像できる能力」にも
よります。


イメージは人により違い、またそれは演奏する側、
聴く側によっても違います。


ですので「正しいイメージ」をお教えするのでは
ありません。


「イメージの仕方」をレッスンします。


これは同じ曲を弾いても、今と3年後は違いますし、
楽しい気分の時と落ち込んだ気分の時も違います。


その時々でイメージが変わる事も良いですし、
演奏者が「赤」をイメージして演奏しても、
聴く側の人たちが「白」や「黄色」として
受け取る事もあります。


そしてこれもOKなのではと思います。


いかにイメージして練習を楽しくするか、
音楽的内容を良いものにするか、が問題です。


例えば1つの曲でも

・春バージョン
・冬バージョン

等で弾き分けができると良いですね。


ショパンのノクターンOP9-2を、

夏の夜だと思って弾くのと、冬の夜だと
思って弾くのとでは、あなたは何を変えて
演奏できるでしょうか?


言いかえれば、夏にコンサートで演奏する場合と
冬にコンサートで演奏する場合の違いです。


「同じで良い」という方は、同じで良いと
思います。


でも「違って弾ける」方が良いと、私は思うのです。


違うパターンでも弾けるけど、あえて「同じで弾く」
のと、「同じにしか弾けない」のとは違うのです。


そのために次回からはもっと深く、なおかつ自由に
音楽をイメージする方法の具体的レッスンです。


週1回ペースでお送りします(^O^)/