皆様こんばんは。


昨日は脳の講座でした。いつもそうなのですが、多くの
皆様がお越し下さった日は「写真を撮ろう!」と思うのに、
いつも忘れてしまいます(汗)


さて昨日の脳の講座でとても重要なお話をしましたので、
少しお話ししましょう。


皆様は目と耳、みんな同じように見えたり聞こえたり
しているとお思いでしょうか?


これは実際は違うのです。
例えば耳。人間の耳は重要な音とそうでない音の

「聞き分け」

をしています。例えば大阪なら梅田の駅前の、
人ごみのすごいところで友達と話しても、
ちゃんと友達の声は聞こえますね。


これは友達の声を大きく聞こえるように、
いらない音は聞こえないように、脳が自動的に
動いているのです。


しかしこれができていない子供や大人がいる、と
いう事をご存知でしょうか。


そしてもっと怖いのが、「その状況が普通」と
思って育ってきた子供たちは、何が人と違うか
分からないので、その状況に違和感を持って
いないのです。


そんなお子さんがレッスンに来たら、右手と
左手の音の聞き分け、弾き分けができなかったり、
やりづらかったり。。


もちろん程度は人に寄りますが、この差はあるのです。
視力が0,5の人と1,5の人がいるのと同じことが、耳にも
あるのです。これは能力や知力とは関係ありません。


また目もみんなが同じように見えているとは限りません。
これは近視とか遠視とかなどの見え方ではなく、脳と
目のつながり方によります。

だからト音記号譜のファとラをいつも間違える、
下線がつくと分からなくなる、などは能力が弱い、
音楽の才能がない、とは全く関係なく、目と脳の
問題だったりします。


こんなことを知らずに怒ったり、注意し続けると
子供はコンプレックスになってしまいます。

これは先生だけに限らず、親としても必要な事ですね。
そしてこれらはごく普通の子供たちの中にも、よくある
事なのです。


これらの詳しい内容は脳の講座でお話ししていますが、
現代はそんな様々な事が解明されつつある時代です。


オリンピックもパソコンを使って試合をする時代。
効率の良いレッスンもこんな知識を知っているのと、
知らないのとでは、上達の速度が違ってきます。