みなさんこんにちは!今日も大阪は暑かったです。
早く秋が来てほしいですね。


さて先日ちょっとした相談を受け、それがヒントで皆様の
お役に立つのでは?と思ったことを今日は書いてみます。


それはどこのお宅にもある子どものコーナーについてです。先日
赤ちゃんが小さくてまだ本に興味がない、じっと遊んでくれない、
とご相談いただいた方にお話した内容です。


それはお子様の手の届かない高い場所に、雑誌や新聞の切り抜き、
絵や写真などを飾って、「見るだけのコーナーを作ってあげよう」
と言う内容でした。簡単に言うと「我家専用児童美術館」でしょ
うか。もうされている方もいらっしゃるでしょうね。


お子様が小さければ色がはっきりして、大きめのものを壁などに
飾ってあげてください。小学校の低学年ぐらいまでのお子様なら、
きっと喜んでくれるのではないでしょうか。


うちの場合、私の母が壁一面に布をはり、そこに娘(孫)のた
めに買ったお人形をいくつもかけ(ぶら下げ)、その間にかわい
い布や風船などを飾ってくれました。


そして「このお人形は春になったら持たせてあげるね」「この
お人形は来年ね」などと話していました。


絵本だと破る、じっと見ていないお子様でも、見上げればかわ
いい、美しいものがたくさんあるという場所があれば、本を読む
ような効果を生むのではないでしょうか。

また美的感覚の成長や、最近は空を見ない子供が増えた=夢を
もたない、ゲームで下ばかり向いている、ということに良い刺
激にならないかと思います。


できれば四季折々飾り物を変えてあげる、クリスマスが来れば
クリスマスに、お雛様がくればお雛様用に、などとインテリア
としてもご家族で楽しまれてはいかがでしょうか。


もちろん今はそんなことをしなくても、素敵な天井からつるす
オブジェやおもちゃは売っています。しかし親子でそれらを作
ったり、ママが四季折々飾りを変えてくれたりすることが、非
常に大事なのではないでしょうか。お金より手間をかける事と
子供たちと一緒に過ごす時間が大切です。


さらに赤ちゃんは飽きずに美しい絵や色合いのものは、じーっと
見つめたり、1日の間に何度も見たりしています。
たとえ年に一度しか飾りを変えなくても、美しいものを与えてあげ
ることで、毎日目にするものが感性に与える要素は随分違います。


「目の育て方」と言うと変ですが、見るものによって色の感覚や
センス、美しいと感じる心、楽しいと感じる心が育ちます。また
2次的な影響として「ママが飾ってくれた!」と、お子様が親から
の愛情を感じる場ともなります。この愛情を感じることは情緒安定
に非常に重要です。


最後に先日久しぶりに読み返した、赤毛のアンシリーズの「アンの
愛の家庭」(アンがお母さんになって子育てをしている内容)の物語
の中で、娘のリラちゃんの身長を表わす時に、

バラと並んだ
今年はクサキョウチクトウと同じだった
もうじきタチアオイと並ぶようになって、そしたら学校にいくのよ


と書いていました。子供の頃の身長を庭の花で測って、それを思い
出にするなんて、作者モンゴメリの発想はなんて美しいのだろうと
思いました。だから世界的な作家になれたのでしょうね。
皆様はどう思われたでしょうか。素敵な身長の測り方だと思いませ
んか?


皆様もこんなふうにお子様が幼いうちに、素敵な思い出をたくさん
創ってあげて、それが大人になった時お子様の美的センスをアップし、
生きるセンスも光るような、素敵な種まきをしてあげてくださいね。