最近の悩みの共通点。


子供編では勉強ができない、算数ができない。
国語ができない。


大人では落ち込む、心が疲れる。


これらには共通点があります。
皆様お分かりですか?



これは思考の幅です。または思考の制限。


昔1+1=2を私が小学1年生で習った時、

「なぜ1+1=2なのか」で悩みました。


これは本来考えなくてよい事です。
でも非常に想像力がある場合と、全くない場合に
考える力が広すぎるのと狭すぎるのとで、
分からなくなる、整理ができなくなります。


なぜ「あ」は、あ と呼ぶのでしょう?

これは考え出すと混乱するだけです。


だから「あ」は、単に あ だと思えれば
良いのです。つまり形式を覚えるだけで
よいのです。


1+1=2も同じです。これは形式を覚えればよい事。


なぜ1+1=2になるかを考える必要があるのは、
数学の学者先生か、哲学者の域になってくるのです。


小さなお子様をお持ちで、頭が混乱してしまう
お子様をお持ちでしたら、整理する(考える)幅を決め、
それを少しずつ広げる、または変化させてあげましょう。

今は考えなくてよい領域を「考えなくてよい」と
きめてあげましょう。


先日ピアノの生徒さんの個人懇談で、あるお母さんが、

「以前見たテレビのニュースで、エスカレーターが
突然止まりけが人が出た、というニュースを娘(生徒
さん)が見てから、エスカレーターに乗れなくなった」

「またこれと同等の○○になったらどうしよう、と
こわがることが多いのですがどうしたらいいでしょう?」

という質問がでた。この生徒さん、ピアノとともに
注意力や集中力もアップさせ、脳を刺激するコースを
とられているので、こんな質問がでました。


私は「それなら、不安に思ったことを全部書き出し、
壁に貼って1週間以内に起こるか、を検証して下さい。
そして起こらないものには×をつけてください」

と提案しました。つまり思考の期間を決めたのです。
きっとバツがいっぱいついて「考えなくてもよい事」
が理解できたと思います。


もちろん絶対起きないとは限りませんが、毎日、毎回
エレベーターで不安に思う方が不幸ではないでしょうか。


そしてこれらは鬱や落ち込む人、気にしすぎる人にも
言えます。過去に起こったこと、未来に起こるであろうと
仮定した事ばかりに気が行き、今を生きていません。


思考の範囲が過去や未来にばかり向いているのです。
実際は今を生きるべきです。


思考の範囲を意識することで考えが整理されます。
思考の範囲(期間)を決めましょう。


心が楽になりますよ。
「今考えるのはこれだけ」と決めて、それ以外は
考えない訓練をしましょう。


無駄な考えは自分を苦しめるだけです。