大阪では「奈良のお水とりがすむまでは寒い」と言いますが、
皆様のところはいかがでしょうか?こんにちは。今日の大阪は
とてもあたたかで気持ちが良いです。


さて少し前になりますが、国からの助成で大阪府下400か所の
保育園、幼稚園などに、子供達のストレスを音楽でとるための
DVDを制作して送付しました。


これは音楽の使い方を先生方に指導するもので、毎日歌を歌っ
たり、お片づけやお昼ご飯の時などに使用する音楽をうまく
利用して、5感を刺激しストレスをとり、情緒を安定に導い
ていただく指導内容となっていました。


またモデル校になって下さった保育園、幼稚園5か所には実際
に伺って指導させていただいたのですが、その時今日の音楽
「大寒小寒」を冬の教材として使いました。


保育園、幼稚園5か所に伺って少し驚いたのは、たまたまだった
かもしれませんが、非常に若い先生方、それも20代前半の先生が
大半を占めていた事です。


そして今日のテーマ曲、「大寒小寒」を知らなかった先生方が
非常に多くおられました。皆様はこの曲をご存知でしょうか。
音楽としては少し古いかもしれませんが、この曲は昔から歌わ
れてきた日本のわらべ歌です。



それでは今日の「大寒小寒」まずは歌ってみましょう。



♪おおさむこさむ




おおさむこさむ  山から小僧がないてきた
なんといって泣いてきた 寒いといって泣いてきた
おおさむこさむ おおさむこさむ


音楽がわからない方はこちらのサイトをご覧ください



伺った保育園や幼稚園では、この曲で先生方に手遊びを考えて
いただき、それぞれやっていただいたり、またパントマイム的に
「おーさむ、こさむ」のところは、歌いながら震えて寒そうにして
いただいたりしました。

なぜこんなことをするかというと、今までに何度もお話した、
セロトニンという神経伝達物質が、リズムを感じることで
刺激され、情緒が安定に導けると言うことと、「どのように
表現するか」という創作が、右脳を刺激し季節を感じると
いう観点からです。


読者の皆様のお子様はおいくつでしょうか?3歳くらいに
なっていればできると思いますが、お子様と向かい合って、
「せっせっせーのよいよいよい」をまずはこの「おおさむ
こさむ」でやってみましょう。


もしそれより小さなお子様でしたら、お母様がお子様の手を
トントンと「せっせっせの要領」でリズム打ちしてあげて
下さい。もっと小さなお子様はリズムに合わせて、お母様が
抱っこしてゆれてあげましょう。


その次はこの曲で「せっせっせ」を創作してみてください。
特にこれは「お母様」に良いです。というのは創作をする
事で、日ごろあまり使っていない右脳が多く使うわれるため、
左脳が休まるからです。


さらに右脳は刺激されて、左右の脳のバランスが良くなり
ます。育児疲れ、育児ノイローゼなどになっている場合、
左脳の使い過ぎが考えられ、これは脳の同じ部分が疲労し
すぎで、精神が病んでくることがあります。


別の言い方をすると、日常の仕事などで使っている脳の
部分は左脳が多く、左脳の使い過ぎで鬱などになりやすい
という事です。


さて、小寒から節分までの約30日間を「寒の内」といい、
次に大寒がやってくるのですが、今日の「大寒小寒」は
小寒や大寒のころの厳しい寒さを歌った曲です。



季節にあった音楽で、親子どちらもを情緒安定に導け、
親子のコミュニケーションにもなる音楽を使って、上手く
今の寒い時期を過ごして下さいね!