ふと昨日思ったことですが、最近は自分の子供の事を

「先生この子○○しないんです」と先生に、なげくというか
ぼやく親が多い。


これはおかしくないか?

私の時代、

「先生うちの子○○ができずにすみません」

と親は先生に頭を下げた。


これは先生が威張りたいわけではなく、今と昔の
違いとして、思いつく範囲で以下が言える。


1、親が子供の欠点を自分の事にしていない。
  自分で何とかしようという必死さがなく、
  誰かがやってくれると思っている

2、相手に対して申し訳ない、という謙遜がない

3、「そういう事を先生に行っている自分が、人から
  どう見えているか」という、客観性がない。


まだまだあると思う。


そして怖いのは1と3の融合。


親が子供の前で先生にぼやいたり嘆いたりする。
それを聴いている子供はどうなるか?

その子が親になった時、自分で解決しようとはせず、
きっと誰かを頼るだろう。

これは「教育相談」とは違う。本当に困っていて
個人懇談などで、先生に相談するのは構わないと
思うし、専門家の意見を聞くことは大切だ。

しかし塾や習い事で、先生に会うたび
「うちの子○○しないんです」と
話していたら、まず自分の事を告げ口されて
いる子供は嫌じゃないだろうか。

自分の欠点を自分の母親が、先生に言いつけている
のである。そしてそれを見るたびその子供は、

「何かあったら先生に言えばよいのか」

となり、自分で解決しようとしない。

そして先生に相談してそれがうまくいかない場合、
自分のせい、努力不足は考えずに、
「先生のやり方悪い、情熱が足りない」となりやすい。


卵と鶏ではないが、親の行っている態度、言動を
子供たちは全て生きたと体験し、脳や心に刷り込まれて
行くのである。するとまたそこで、なんでも先生のせい
にする子供が増えてくるのである。



子供の責任は親の責任、学校で勉強できないのは
問題がわからないという前の段階の、ちゃんと座って
聞けない、書けない、内容が理解できないできない
のほうが、優先問題である。


つづく。。。