昨日はピアノ認定の事を書いたら、クリック数が
2倍になりました。ブログをご覧いただいた方は、
ピアノ認定とは何?と思って下さったのでしょう。



では具体的にお話しましょう。
例えばブルグミュラー25の練習曲の中で、どの曲が
癒しに良いでしょうか。


これは全て「自然に関するもの」と私は考えています。
例えば「やさしい花」。

$ヒーリングミュージック


これを癒しのレッスンとしてレッスンする場合、
自律神経や脳の事を考えてイメージを引き出します。


どこにどんな花が咲いているのか、
どのようなイメージを持つと演奏にもよく、脳にも
良いのか。


仮に大人の受講生の方が来て、全然練習ができて
いなかったとします。そんな時通常のレッスンでは
片手ずつ弾いたり、ゆっくり4小節ずつ弾いたりします。
(ほかにもやり方はあると思いますが。。)


これは私流にいうと、左脳的な練習です。
ある意味機械的なのです。この左脳的練習に
重きを置くと、音の間違いやリズムの間違い、
手の形や指使いばかりに、注意が注がれる
レッスンとなり、大人にはしんどいレッスンと
なりがちです。もちろん必要な事ですが。



大人の方は本当は「練習がしたい!」でも
時間がなかったり、仕事で疲れていて練習できなかっ
たり!となる場合が多いのだと思います。
機械的な練習は、本当は時間があれば、ある程度は
できるのではないでしょうか。


私なら、そんな時は先生がやさしい花を弾いて、イメ
ージをふくらますレッスンをします。一緒にイメージ
すると、美しい景色や本人の好むイメージしか出てこ
ないので、脳は休息し、自律神経は調整されます。


以前何かで読みましたが、ピアニストで指揮者の
エッシェンバッハが1曲のピアノ曲を弾くのに、
イメージを大学ノート1冊分書くと聞きました。


また私がかかわったイムジチのメンバーや一緒に
来たピアニストも、様々なイメージを持ちます。


もちろん外国人だから日本人とは違い、びっくり
するような事も、私の生徒のレッスンでは飛び出し
ました。

$ヒーリングミュージック


このやさしい花も、生徒が受講した時、私の
生徒に「どんな香り?」「何色?」など質問は
とても多く、最後に「レッスンに来てくれて
ありがとう」と言って、握手をしてレッスンは
終了しました。その時生徒は小学校1年生でした。


日本人の私としては、生徒が先生と同格のような態度は
ありえず、90度でお辞儀をしました(笑)


そしてたった1曲のレッスンでも一緒にイメージする事が
こんなに豊かな心を創ってくれる、と思いました。
横で聴いていてもとても楽しかったのです。
生徒の音色もみるみる変わりました。


先ほどのエッシェンバッハも、そのようなイメージが
持てたから、どんな音色にするか、どんなフレーズ感を
持てればよいかなどを引き出せ、良い演奏ができたのだと
思います。


野球のダルビッシュも、すごいピッチャーになれたのは、
人と違うボールの投球イメージを持てたからです。カーブ
でも何通りもイメージして、今回はこんなカーブ、と思って
投げているそうです。



大人のレッスンをする時、練習ができていなくても
イメージの豊かな、心あたたまるレッスンが
できれば、その後の音色や強弱のつけ方、ペダルの
入れ方にも大いに影響し、妙にフォルテやピアノ、
クレッシェンドなどをつけることに、四苦八苦しな
くても、すっとイメージのおかげで、強弱がうまく
ついたりできるのだと思います。


思いは曲に出るのではないでしょうか。
私はそんな美しい音の世界を、生徒さんと一緒に
眺める事のできる教師でいたいです。


想像するって楽しいですね(*^_^*)


ピアノ認定の詳細はこちらをご覧ください。