おはようございます。
今朝は朝から頭痛がしています(><)
頭痛薬を飲んだら、何だかぼんやりしてる今日の私。。。(笑)
変なブログだったすみません。


昨日行った場所が暖房で、すごく乾燥していたので、
風邪をひいたのでしょうか??


さて今週は子供のための音楽療法です。
今日は私の生徒さんで実際にあった、「子供の時間」に
ついて考えた選曲です。


その生徒さん(小学3年生)はとても優秀で、私学の進学校的
小学校に通っています。


塾に週に3回、そのほか習い事がお習字、スイミングに
ピアノです。そのピアノ担当が私です。今は少ししか
教えていません。


最初はコーチング的に「能力を高めたくて」と来られましたが、
練習がぱっとしません。そこで本人に時間のスケジュールを聞くと
先ほど書いたような内容で、朝の5時に起きて、朝にピアノの
練習をするけれど、塾の宿題が終わっていない場合、そちらが
優先される、とのことでした。


これでは練習が進まない訳です。しかしお母さんは
「ささっとすればできる」というお考え。そして
本人は「練習せずに先生のところに行くのが気がひける」
という状態が続いていました。


これでは精神衛生上よくないので、こんな時はしばらく
心や脳が休まる曲をと考え、生徒さんに提案しました。


ところがこの生徒さん、進むのが止まるのは嫌で、レベルが
下がるのもいやのようです。エリート思考なんですね。


そこでブルグミュラーをやっていたので、少しの間、この
本だけで2曲レッスンすることにしました。レッスン時間は
45分です。


その間、どうやって心や脳を休めるか、私は回想法を
使い実践してみました。今回は「広い空」に特化して
行ってみました。実際のレッスンを再現してみましょう。


♪天使の声




最初に私が弾いてみました。


1、さあ何色に感じたかな?


2、雲はあったかな?



3、空は広いね~。どのくらい広い?



4、天使は見える?



5、何人いる?



6、何してる?



こんなやり取りを「ゆっくり」した後、この曲がABAに
なっているAを利用して、


この生徒さんは1の答えを「青色」と言ったので、
「青色を感じながら弾いてみよう」とレッスンしました。


あまり練習してきていないので、まだまだたどたどしい
弾き方です。私は「ここで練習するつもり」で弾かせました。


そのパターンとして、Aだけを後の2から6までを使い
色々話しながら、2人で想像しながら、あーでもない
こーでもないと話しつつ「2人で創る=練習」という
作業を行いました。


外国人の演奏家とかかわって思ったことが、日本人は
あまりに

練習=1回も間違えないで、で、
外国の演奏家は練習=音楽を作る作業


という感じです。そしてこれは結果的に脳や心を休め
癒される作業でもあると分かりました。


演奏者が治療や改善を考えて練習や音楽的創造を
している訳ではありませんが、結果的にこれは同じ
作業になると思います。だから音楽は癒されるのです。


ちょっと「想像」を駆使したレッスンを行い、
ゆったりした時間を使う事で、今日のような例の
生徒さんには心休まる時間を創ってあげませんか?
もちろんすでにされている先生もおられると
思います。またこれは大人の生徒さんにもベストです。


実際にはなかなか弾けなくて、つっかえつっかえの
演奏ですが、重きを「想像」においてみると
ちょっと違った角度からレッスンでき、生徒さんは
休まると思います。


時間のない生徒さんや疲れている生徒さんが
いたらお試しくださいね!



それでは今日も良い1日を!!