今日は昨日の続きで、コンサートについて書いて
みたいと思います。
皆様、コンサートって何でしょうか?
本気で考えたことがありますか?
発表会との違いはなんでしょか?
私は前にも書きましたが、幸運な事に様々な素晴
らしい演奏者とご縁があって、たびたびコンサートを
させていただきました。企画する方です。

また音楽ホテルを経営していた経験上、アマチュアでも
すごい方々も見てきました。その当時東京の山手線
各駅には、アマチュアのオケがあったと聞いています!!
さらに東大ピアノの会、慶応ピアノクラブ、早稲田
ショパンの会、その他これ以外も各大学のピアノの
会の演奏もその当時よくお聞きし、ある意味音大生より
よほどお上手だという事も知っています。(すごい人が
いるのです!)
そして今ピアノを教えるに当たり、「どのようなコンサ
ートが良いコンサートか」を考えました。
発表会ではなく、です。
1番大切なことは「飽きない」です。
私が子供たちが出てもわざと「コンサート」と
したのは、コンサートのマナーも知ってほしいという事も
ありますが、「お客様が飽きない演奏会をしたい」と
思ったからです。
普通の発表会は「自分の子供が出たら聴いていない親」が
いたり、「その辺を走り回っている子供」がいたりします。
その点「コンサート」は静かなイメージがありますよね。
ざわめいていては、ほかの演奏をきちんと聞けません。でも
よく考えてみると「なぜそうなるのか」です。
つまりそれは「飽きる」からです。
演奏の良い悪いではありません。

また最初からそうなっていたわけではありません。
コンサートが始まった最初は、一生懸命聴いていた人が
多いはずです。違うでしょうか。
先日のSnow Whiteについては、私よりもご出演くださった
カノン先生がとても詳しく書いて下さっています。
先生ありがとうございました。
先生のブログからコンサートの前から修了後の流れが分かりますので、
よかったら参考にご覧ください。先生ブログ参考にさせてくださいね~!
これを拝見すると、私のブログよりよほど最初の緊張感や
忙しさ、コンサートの実感が感じられます。先生のいろいろな
エピソードも微笑ましいです。
話を戻しますが、コンサートなのですから「演奏が上手」と
いう事は「本当は必須」です。でも面白いことを1つ。
私は料理人でもありました。お料理の味は「そのもの」では
決まらないのです。演奏も同じです。
食事をする場所、する時間帯、などは大きく影響します。
たまにとっても汚いラーメン屋さんが美味しかったりしますが、
それはそのギャップが、別の意味で美味しさを演出しているのです。
そしてお料理は美しい場所、時間という意味で季節に合い、食べたい
時間に合って初めて「本当に美味しい」と思うのです。
つまり大御馳走でも10分で食べろとか、夕食なのに夜の
11時からディナーでは美味しくないのです。真冬に生ビールで
外でバーベキューはいただけません。
コンサートもこれと同じで、全体の時間、
1、これくらいで終わったら美味しい(素敵なコンサート)と感じる
時間の長さ
2、フルコースのようにいつもと違って、順番が良い順で出てくるか
スープばかり5回続く(同じレベルの演奏ばかり続く)とつまらない、
3、メインの出てくる時間 いつごろここぞという演奏者が出てくれば良いか
等を考えなければいけないのです。1人や1曲が素晴らしいことも
大切ですが、全体が素晴らしいか、まとまっているか、良い時間の
長さで終わったか等は、演出として構成を考えなければなりません。
それから前のブログから、「先生は何を弾かれたか」という質問を
複数いただきました。先日はナレーションをずっと読んでいたため、
私は何も弾きませんでした。というより、無理に弾かないことに
しているのです。
というのはちょっと理由があります。コンサートの最後に
「先生が1曲すごいのを弾く」のは理想ですが、私が先生を
し始めのころに私の恩師にこんなことを言われました。
私の先生はショパンが好きで、ポーランドのワルシャワ音楽院に
留学され、ショパンコンクールの審査員(当時?)スメジャンカ先生と
ヤシンスキー先生に師事された方です。
その先生に「生徒の発表会で弾くのはおやめなさい」と言われたのです。
「先生がいろいろ気を使て疲れ果てては、良い演奏はできない」と言われ、
その後はおさらい会やレッスンでは弾きますが、コンサート(発表会)
では弾いていません。これには異論がある方もおられると思いますが。
またプロのすごい演奏家を見ていて、いかに自分の演奏がだめかも
分かっているので、演奏力を維持するためには毎日最低2,3時間は
練習する必要があると思っています。
今はそれが仕事柄できないため、それならコンサートでは
ちゃんと練習できている先生方に演奏してもらおうと思って
います。先生は模範演奏は必要かもしれませんが、必ずしも
先生=ピアニストで、発表会で弾かないといけないとは考えて
いないのです。
私のように先生=プロデューサーだったり、先生=音楽療法士も
ありではないでしょうか。その分もっと違った良いコンサートは
創れると思っています。レッスンもです。
今までリサイタルのマネージメント、コンサート企画、リサイタル企画
コンクール、音楽祭等を行ってきました。私はこっちの影のスタッフに
向いています。なぜならアイデアがむくむく湧いてくる、人の心理が
分かる、からです。企画大好きです。楽しい~!
だからうちのメンバーにも、リサイタルをしなさい、でもマネージメントは
自分でやってはいけない、疲れては良い演奏ができないからと言っています。
演奏者は裏方はやらない方が良いのです。または時期を分けた方が良いと
思います。
長くなりましたが、コンサートとは1人ずつの演奏もありますが、
全体の構成、アイデア、演出で良くも悪くもなるのです。そして
先生は無理に演奏をしないで、逆に違う余裕のある日に、ミニリサ
イタルをされることをお薦めします。もちろん、余裕があって
演奏OKの方はされると良いと思います。
でも発表会を「コンサート」と変えるだけでも、参加者の
意識は変わると思います。
もしコンサートをプロデュースしてほしい、リサイタルを手伝って
ほしい、発表会をコンサルタントしてほしい等ありましたら、
どんどん言って下さい。ご予算、期間によっていくらでもご相談に
のります。なぜなら大好きだからです。(^^)
みたいと思います。
皆様、コンサートって何でしょうか?
本気で考えたことがありますか?
発表会との違いはなんでしょか?
私は前にも書きましたが、幸運な事に様々な素晴
らしい演奏者とご縁があって、たびたびコンサートを
させていただきました。企画する方です。

また音楽ホテルを経営していた経験上、アマチュアでも
すごい方々も見てきました。その当時東京の山手線
各駅には、アマチュアのオケがあったと聞いています!!
さらに東大ピアノの会、慶応ピアノクラブ、早稲田
ショパンの会、その他これ以外も各大学のピアノの
会の演奏もその当時よくお聞きし、ある意味音大生より
よほどお上手だという事も知っています。(すごい人が
いるのです!)
そして今ピアノを教えるに当たり、「どのようなコンサ
ートが良いコンサートか」を考えました。
発表会ではなく、です。
1番大切なことは「飽きない」です。
私が子供たちが出てもわざと「コンサート」と
したのは、コンサートのマナーも知ってほしいという事も
ありますが、「お客様が飽きない演奏会をしたい」と
思ったからです。
普通の発表会は「自分の子供が出たら聴いていない親」が
いたり、「その辺を走り回っている子供」がいたりします。
その点「コンサート」は静かなイメージがありますよね。
ざわめいていては、ほかの演奏をきちんと聞けません。でも
よく考えてみると「なぜそうなるのか」です。
つまりそれは「飽きる」からです。
演奏の良い悪いではありません。

また最初からそうなっていたわけではありません。
コンサートが始まった最初は、一生懸命聴いていた人が
多いはずです。違うでしょうか。
先日のSnow Whiteについては、私よりもご出演くださった
カノン先生がとても詳しく書いて下さっています。
先生ありがとうございました。
先生のブログからコンサートの前から修了後の流れが分かりますので、
よかったら参考にご覧ください。先生ブログ参考にさせてくださいね~!
これを拝見すると、私のブログよりよほど最初の緊張感や
忙しさ、コンサートの実感が感じられます。先生のいろいろな
エピソードも微笑ましいです。
話を戻しますが、コンサートなのですから「演奏が上手」と
いう事は「本当は必須」です。でも面白いことを1つ。
私は料理人でもありました。お料理の味は「そのもの」では
決まらないのです。演奏も同じです。
食事をする場所、する時間帯、などは大きく影響します。
たまにとっても汚いラーメン屋さんが美味しかったりしますが、
それはそのギャップが、別の意味で美味しさを演出しているのです。
そしてお料理は美しい場所、時間という意味で季節に合い、食べたい
時間に合って初めて「本当に美味しい」と思うのです。
つまり大御馳走でも10分で食べろとか、夕食なのに夜の
11時からディナーでは美味しくないのです。真冬に生ビールで
外でバーベキューはいただけません。
コンサートもこれと同じで、全体の時間、
1、これくらいで終わったら美味しい(素敵なコンサート)と感じる
時間の長さ
2、フルコースのようにいつもと違って、順番が良い順で出てくるか
スープばかり5回続く(同じレベルの演奏ばかり続く)とつまらない、
3、メインの出てくる時間 いつごろここぞという演奏者が出てくれば良いか
等を考えなければいけないのです。1人や1曲が素晴らしいことも
大切ですが、全体が素晴らしいか、まとまっているか、良い時間の
長さで終わったか等は、演出として構成を考えなければなりません。
それから前のブログから、「先生は何を弾かれたか」という質問を
複数いただきました。先日はナレーションをずっと読んでいたため、
私は何も弾きませんでした。というより、無理に弾かないことに
しているのです。
というのはちょっと理由があります。コンサートの最後に
「先生が1曲すごいのを弾く」のは理想ですが、私が先生を
し始めのころに私の恩師にこんなことを言われました。
私の先生はショパンが好きで、ポーランドのワルシャワ音楽院に
留学され、ショパンコンクールの審査員(当時?)スメジャンカ先生と
ヤシンスキー先生に師事された方です。
その先生に「生徒の発表会で弾くのはおやめなさい」と言われたのです。
「先生がいろいろ気を使て疲れ果てては、良い演奏はできない」と言われ、
その後はおさらい会やレッスンでは弾きますが、コンサート(発表会)
では弾いていません。これには異論がある方もおられると思いますが。
またプロのすごい演奏家を見ていて、いかに自分の演奏がだめかも
分かっているので、演奏力を維持するためには毎日最低2,3時間は
練習する必要があると思っています。
今はそれが仕事柄できないため、それならコンサートでは
ちゃんと練習できている先生方に演奏してもらおうと思って
います。先生は模範演奏は必要かもしれませんが、必ずしも
先生=ピアニストで、発表会で弾かないといけないとは考えて
いないのです。
私のように先生=プロデューサーだったり、先生=音楽療法士も
ありではないでしょうか。その分もっと違った良いコンサートは
創れると思っています。レッスンもです。
今までリサイタルのマネージメント、コンサート企画、リサイタル企画
コンクール、音楽祭等を行ってきました。私はこっちの影のスタッフに
向いています。なぜならアイデアがむくむく湧いてくる、人の心理が
分かる、からです。企画大好きです。楽しい~!
だからうちのメンバーにも、リサイタルをしなさい、でもマネージメントは
自分でやってはいけない、疲れては良い演奏ができないからと言っています。
演奏者は裏方はやらない方が良いのです。または時期を分けた方が良いと
思います。
長くなりましたが、コンサートとは1人ずつの演奏もありますが、
全体の構成、アイデア、演出で良くも悪くもなるのです。そして
先生は無理に演奏をしないで、逆に違う余裕のある日に、ミニリサ
イタルをされることをお薦めします。もちろん、余裕があって
演奏OKの方はされると良いと思います。
でも発表会を「コンサート」と変えるだけでも、参加者の
意識は変わると思います。
もしコンサートをプロデュースしてほしい、リサイタルを手伝って
ほしい、発表会をコンサルタントしてほしい等ありましたら、
どんどん言って下さい。ご予算、期間によっていくらでもご相談に
のります。なぜなら大好きだからです。(^^)