少し体の調子がよくなってきたので、いつも書けないことを
今日は書きたいと思います。
これは大阪医大で毎週行われている、発達障害の第1人者竹田契一先生の
講座、内留生勉強会で、中尾繁樹先生(関西国際大学、特別支援教育教授)の
講座を受講し、そこでお聞きしたことをもとに音楽教室に必要なことをアレン
ジして書いてみます。
学校の先生がこんなに子供のことを考えているのに対して、音楽教室の
先生は音楽やテクニックのことばかりに走っていては、これからはだめだと
思ったからです。
今日はそのお聞きした中の1つ「ユニバーサルデザイン」について。
これは「教室がいかに居心地良い場所となるか」ということ、
つまり「居心地良さをデザインする」という意味です。
この「居心地がよい」の中には、部屋がきれいとか季節が感じられる
とかいうこともありますが、ここでは「1人ずつ対応を変えているか」等
ハードではなくソフト面についてです。
「1人ずつ楽譜を変えている」という先生はよくおられますが、
そうではなくて、「その子供によって話すスピードを変えてい
るか」とか、「1人ずつの指導案を作って予想される困難さ」を
予測し、「その子供をどのように伸ばすか」を予測して指導して
いるかです。皆様はいかがでしょうか。
私も大反省。話すスピードについては無意識で、数字にだすなど
具体的に考えたこともなく、また指導案も「予想される困難さ」を
何パターンも考えるなんてことはありませんでした。
そしてこれがデザイン、発達障害の講座という意味ではなく、
中尾先生は「普通のクラス全体として考えてほしい」と、学校の
先生方に話されていました。
なぜなら発達障害の子供は年々増え、さらに根気がないとか
すぐめんどくさがる、あきらめるといった子どもも、発達障害の
予備軍的兆候として増えており、その割合が昔に比べて二桁で
増えているからです。
先生方も最近の子供に対して、「すぐできない」「わからない」と
いう言葉が多いと、お感じではないでしょうか。またこの講座を聞い
ていてもう1つ、最近非常に感じたことがありました。

それは「教室としての居心地の良さ」の中には、対先生と生徒
だけではないということです。私には以前住んでいた場所の教室で、
Aというお母さんがBというお母さんのことが嫌で、結局Aお母さん
が他のお母さんを引き連れ、団体で教室をやめていった経験があり
ます。
その時私はとってもショックで、先生とのつながりより、生徒間の
母親同士のことで教室をやめるの?と深く考えさせられました。
またそのことを知らなかったのは私だけで、後で理由をしりましたが、
最初は理由がわからず「なぜ???」と悩みました。(後でやめた
お母さんが話に来られました。Bさんは無類な負けず嫌いで、周りに
影響を与えていたようです)
ところが最近バレエを習ってみて、周りは7,8年以上の方ばかりで
もうグループができており、入っていく隙間がなく、なおかつ周りは
バレエがとても上手で、自分としては毎週恥ずかしい思いをしています。
バレエ自体は楽しいのですが、この周りの環境に配慮があれば
もっと楽しくなるのに、といつも感じていました。たまたま
そんな時違う教室を見てみると、梅田の方に毎月入学の人ばかりで
クラスを作っているバレエ教室を見つけました。
4月クラス、5月クラスなど春だけかもしれませんが、こんな
何気ないことで楽しくなる、変なコンプレックスや隙間を
感じなくて済むと思い、またこれはバレエのテクニックとは
関係ない事と感じました。
いかがでしょうか。学校の先生のために話された内容を、音楽教室に
置き換えてみたのですが、皆様はどう思われたでしょうか。
ちょっと難しいですが「教室をデザインする」、ソフト面で考えて
みませんか?
今日は書きたいと思います。
これは大阪医大で毎週行われている、発達障害の第1人者竹田契一先生の
講座、内留生勉強会で、中尾繁樹先生(関西国際大学、特別支援教育教授)の
講座を受講し、そこでお聞きしたことをもとに音楽教室に必要なことをアレン
ジして書いてみます。
学校の先生がこんなに子供のことを考えているのに対して、音楽教室の
先生は音楽やテクニックのことばかりに走っていては、これからはだめだと
思ったからです。
今日はそのお聞きした中の1つ「ユニバーサルデザイン」について。
これは「教室がいかに居心地良い場所となるか」ということ、
つまり「居心地良さをデザインする」という意味です。
この「居心地がよい」の中には、部屋がきれいとか季節が感じられる
とかいうこともありますが、ここでは「1人ずつ対応を変えているか」等
ハードではなくソフト面についてです。
「1人ずつ楽譜を変えている」という先生はよくおられますが、
そうではなくて、「その子供によって話すスピードを変えてい
るか」とか、「1人ずつの指導案を作って予想される困難さ」を
予測し、「その子供をどのように伸ばすか」を予測して指導して
いるかです。皆様はいかがでしょうか。
私も大反省。話すスピードについては無意識で、数字にだすなど
具体的に考えたこともなく、また指導案も「予想される困難さ」を
何パターンも考えるなんてことはありませんでした。
そしてこれがデザイン、発達障害の講座という意味ではなく、
中尾先生は「普通のクラス全体として考えてほしい」と、学校の
先生方に話されていました。
なぜなら発達障害の子供は年々増え、さらに根気がないとか
すぐめんどくさがる、あきらめるといった子どもも、発達障害の
予備軍的兆候として増えており、その割合が昔に比べて二桁で
増えているからです。
先生方も最近の子供に対して、「すぐできない」「わからない」と
いう言葉が多いと、お感じではないでしょうか。またこの講座を聞い
ていてもう1つ、最近非常に感じたことがありました。

それは「教室としての居心地の良さ」の中には、対先生と生徒
だけではないということです。私には以前住んでいた場所の教室で、
Aというお母さんがBというお母さんのことが嫌で、結局Aお母さん
が他のお母さんを引き連れ、団体で教室をやめていった経験があり
ます。
その時私はとってもショックで、先生とのつながりより、生徒間の
母親同士のことで教室をやめるの?と深く考えさせられました。
またそのことを知らなかったのは私だけで、後で理由をしりましたが、
最初は理由がわからず「なぜ???」と悩みました。(後でやめた
お母さんが話に来られました。Bさんは無類な負けず嫌いで、周りに
影響を与えていたようです)
ところが最近バレエを習ってみて、周りは7,8年以上の方ばかりで
もうグループができており、入っていく隙間がなく、なおかつ周りは
バレエがとても上手で、自分としては毎週恥ずかしい思いをしています。
バレエ自体は楽しいのですが、この周りの環境に配慮があれば
もっと楽しくなるのに、といつも感じていました。たまたま
そんな時違う教室を見てみると、梅田の方に毎月入学の人ばかりで
クラスを作っているバレエ教室を見つけました。
4月クラス、5月クラスなど春だけかもしれませんが、こんな
何気ないことで楽しくなる、変なコンプレックスや隙間を
感じなくて済むと思い、またこれはバレエのテクニックとは
関係ない事と感じました。
いかがでしょうか。学校の先生のために話された内容を、音楽教室に
置き換えてみたのですが、皆様はどう思われたでしょうか。
ちょっと難しいですが「教室をデザインする」、ソフト面で考えて
みませんか?