これから時々レッスンに必要な音楽療法、カウンセリングを
お伝えしたいと思います。


これからの先生は演奏者を育てるようなテクニック等以外に
カウンセリングや音楽療法、心理学、子供の障害などについて
ご存知の方が、お母さま方からのニーズが高いと思います。
また必要ではないでしょうか。


楽器に関係なく皆様のレッスンのお役に立てれば幸いです。
それでは具体的にお話しましょう。

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長野にいたころAちゃんという生徒がいました。この生徒は
とてもまじめで良い子で、その後横浜国立大学の
心理学に進み、今は臨床心理士を目指して勉強中だと
思います。


このAちゃんは夕方5時ごろピアノのレッスンに来ていました。
3歳から17歳まで14年教えたでしょうか。高校2年生の途中で
私が大阪に帰ることになり、さよならしてきた生徒です。


その彼女は長野の田舎でしたので、学校の帰りにピアノに
よってレッスンして帰るという日常でした。

とてもよく練習して楽譜も進んでいたのですが、Aちゃんは
弾き始めて15分ぐらいすると眠りそうになってしまうのです!


最初は「なんて不謹慎!!」と思い、怒ることもありましたが
よく考えるとそのような子供は、このAちゃん以外にも何人か
過去にいたのです。

Aちゃんはよくハノンを弾きながら眠ってしまい、一瞬
倒れそうになることもありました。また「ちゃんと聞いて
いるの?」と問いかけたこともしばしばです。


そしてその後、音楽療法を勉強して分かったことですが、
これらの原因は不謹慎ではなく、音が与えるリラックスが
眠気を誘ったのです。音楽の力は本当に非常に大きいです。


つまり音楽が好きな子供、あっている子供ほど、音楽を
聴くと眠くなってしまい、ボーっとしてしまう場合が
あるのです。この特質を知らずに注意してしまっては
プロとしていけないと思いました。



また私の場合、夕方5時ごろにレッスンした子供に、
このような現象が多かったです。皆様はこのような
ご経験おありではないでしょうか?


また眠くなるのが夕方5時ごろという事と、15分を
過ぎた頃からということもポイントです。これに関し
ては、長くなるのでまた書きたいと思いますが
音楽ハーブ検定2級「眠り」
音楽アロマ検定1級「やすらぎ」

で学ぶことができます。

音楽と眠気、時間、ちょっと違う角度から見てみませんか。