3月24日、酷い環境の繁殖場から保護した。
みんな、ボロボロの状態でしたね。
卒業した、聖や、足の奇形のルネ
同時に飼い主から放棄された空雅も一緒でした。
その保護のグループにいたシモン。
体のあちこちにイボもあって、足の付け根にイボの集合体があったので
去勢のときに一緒に取ってもらいました。
歯の処置(抜歯)をしてるときに、出血が止まらず
先生がこれはおかしい！と再検査してくださって
血液が止まりにくい子だということが分かりました。
顔や抜歯した方の目も腫れ上がってしまったので
一泊入院してフェアリーに帰宅しました。
少ししたら、ちゃんと検査して治療していこうね、と話していたのですが
しばらくして、イボを取ったとこから、出血。
先生に報告して、止血剤を飲んで
傷も良くなってきました。
更にもう、抜歯や去勢は全く関係ないと思われる
鼻血が、くしゃみで飛び散ったのが４日ほど前。
少しふらつきもあるので、先生に動画も見せて
検査をして、治療していこうと話ていましたが
病院のお休みや私の都合で２日間は止血剤頂いて処置してました。
そして、今日が受診日。
朝、いつも通りホスピスのことをやっていたらスタッフから
シモンがふらついたあと、パタンと倒れた、と連絡きたので急いで支度。
病院にも連絡入れて、スタッフとホスピスのこと交代してもらうことにしました。
シモンを車に乗せたときも、上半身起きててちゃんと反応あるのを見ました。
病院について、すぐシモンだけおろして
私は車を移動してました。
車を停めるとこがなくて、病院の真ん前に停めてしまったので、戻ったんです。
そしたら、もう誰が呼びに来てくださったかも覚えてませんが呼ばれ、急いで院内へ。
受付から中に誘導されて…
蘇生されてるシモンがいました…
その状況を目の前にしたとき
何が起きたのか理解出来ませんでした。
心肺停止、呼吸も止まってしまってたそうです。
そのため、すぐ処置。
看護師さんが心臓マッサージ
先生も隣で注射などの処置
もう、パニック状態でした。
「シモン！戻ってきて！シモン！シモン！」
と叫びました。
他にも何か声かけてたと思いますが
もう何を言ったのか覚えてなくて。
ただ、看護師さんが
「20分経過」と言ったときに、ハッとして
今度は先生がマッサージし始めたので
私が「これで生きても辛いだけなら、先生、もういいです」と言って…
先生も「うん、辛いだけ」と答えて
マッサージの手を止めました。
先生の話では
キャリーで私がおろしたあと
先生がシモンをキャリーから出そうとしたとき
大量の下血して、心肺停止、呼吸停止していたそうです。
車で病院に向かってる途中のどこかで
もう、シモンは力尽きてしまっていたようです。
後部座席にいたので、気付かず
おろしたときも、倒れたくらいだから横になってるのかな
くらいしか思ってなかった、、、
シモンとの最後の会話は
「じゃあ、病院行こうね」だった。
もう、申し訳なさが止まらなくなって
「ごめんね」しか出なくて。
里親さんも見つけてあげれなかった。
これからの治療だって、、、、
そのために向かってたのに、、、
保護して、約２ヶ月
酷い環境からは、助けてあげれたけど
やれたのは、それだけでした。
性格は、弱い子ではなく、他の子にも文句言うくらいの子でした。
フカフカの敷物
糞尿まみれではない床
そして、ケージから出れた自由
そんなに広くはなかったけど
狭いケージに閉じ込められたままではなく、少しの自由
そして優しいスタッフたちからの愛情
悲しいけど、思い出し笑いすることがあったね、、、
2階のクラスで、シモンはまだ傷が当たったら出血する可能性があるからって
部屋を1/3と2/3の広さに区切って
1/3のとこにシモンがいたの。
2/3の方には靖里とか、、３頭だったかな。
朝当番のみずきから
「全員で、逆になってる笑」
と写真が送られてきた。
手前がシモン、奥が３頭のはずが
ちゃーんと、区切りも少しズレてるけど
そのままで、手前に３頭
奥にシモン。
全員が逆にいたの😆
もう、爆笑したよね。
打ち合わせしたかのように
１頭も間違えず
交代してあったんだもん。
「オレ、今日そっち行くから、お前らこっちな！」
「う～ん、まぁ、一日じゃいいか。OKー！みんなもいいよね！」
って。
シモン…
シモンは何のために生まれてきたんだろうね。
いつも見送る子には、そう思ってしまう。
悲惨な犬生だったよね。
本当にごめんね。
もう、何にも痛くないし、辛くなくなったね。
ゆっくり休んでね。
お世話になった
インターアニマルクリニックの先生
最後の最後まで手を尽くしてくださった
駿河どうぶつの病院の先生、看護師さん方
本当にありがとうございました。
《１日も早く戦争が終わり平和な世界になりますように…》
