東日本大震災の避難所で安らげる空間を提供しようと、京都府宮津市の宮津高建築科生徒が、木製仕切り壁の製作に取り組んでいる。生徒は「プライバシーを守る助けになれば」と話している。
NPO法人伝統木構造の会(東京都)が全国に呼び掛けている取り組みに協力し、3年生23人が今月中旬から作業している。幅1メートル、高さ2メートルの仕切り壁23枚をつなぐと、3畳2間、2畳2間の4室を作ることができる。
27日は、生徒たちが事前にサイズを整えた木材で仕上げの作業に取り組み、2セット完成させた。枠の溝に板をはめ込み、通気性を確保できるよう桟の組み方を工夫している。
連休明けに府を通じて福島県に送る。
斉藤優里さん(17)は「避難所の人が、周囲を気にせず生活できるようになればうれしい」と話した。
▽ソース:京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/tango/article/20110428000048
▽画像:東日本大震災の避難所で使う仕切り板を製作する生徒(宮津市滝馬・宮津高)
$伝木事務局のブログ