皆さんこんにちは
フリーライター西村さんによる、
第11回いっしょにね!文化祭開催レポート⑤です。
それではどうぞ
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第3部は札幌で高齢者の訪問診療・介護を行っている医療法人財団「老蘇会(おいそかい)」のスタッフを中心に構成するバンド「タートルズ」の演奏からスタートです。
「老蘇会(おいそかい)」の発足10年を祝う祝賀会での演奏がきっかけとなり結成したタートルズのコンセプトは「自由で楽しく、どんな人でも参加できるバンド」、そして「演奏する人も聴く人もゆるーい雰囲気のなかで音楽を楽しもう」。
そんなスタンスも守りながら和気あいあいと活動を続けています。この後に登場する「ぽっかぽっか’s」のお2人も参加しても演奏でした。
次に登場したのは生活介護事業所「ムーチョ」の皆さんは日々の作業の後の「音楽の時間」が大好き。会場まで来られないメンバーはオンラインで参加してくれました。
この「ムーチョ」の皆さんが日々制作する「タイダイ染め」の衣料品は展示ブースでも取り扱いがあり、人気があります。
「タイダイ染め」というのは、いわばサイケデリックな2つと無いデザインで製作されるデザインのことで、かつてもヒッピーたちが好んで身に付けていたものです。
皆さんも、ぜひ会場に来て、そのタイダイ染めを手に取って見てみてください!
続いては「ぽっかぽっか’s」のお2人が、いつものトランペット演奏といっしょに歌入りの曲も聞かせてくれました!
いつもの、しっとりとした鈴木由紀さんのトランペット演奏に加えての歌声。「ぽっかぽっか’s」のお2人は、この「いっしょにね!文化祭」にとどまらず、全道、全国で活動されています。それだけにファンも多いですが、鈴木さんの歌唱には驚かれた人も多いのではないでしょうか?
ユニット名のように、聴く人たちの心を「ぽっかぽっか」にしてくれるお2人。「いっしょにね!文化祭」に無くてはならないトランペットとピアノのデュオです。
次の登場は生活介護事業所「こころや」の皆さんによる演劇です。この日は登場するメンバー全員が猫に扮して、実際に皆さんが住んでいる実在の共同住宅での生活をモチーフにしたオリジナルの演劇「まちかどキャッツ」を披露してくれました。
先に登場した「あいの里アクターズ」と同じ鷲頭環さんが指導役を務めているのですが、2つの劇団が披露する演劇はまったく異なり、やはり演者が違うと演劇もかわるものだと関心してしまうのは私だけでしょうか。
事業所の指導員も1人の演者として参加する「こころや」の演劇は実に楽しく、毎回大笑いさせられてしまいます。
そしてオーラスは、重い病気や障がいと共に生きる人たち、そのご家族を支援する「医療法人稲生会(いりょうほうじん・とうせいかい)」の、利用者とスタッフの皆さんが、いっしょにパフォーマンスを披露してくれました。
この「いっしょにね!文化祭」には第1回目から参加していただいています。
利用者さんの中には、重い障害のため、ステージに立てない利用者さんもいるため、そうしたメンバーの皆さんも、事前収録、あるいはオンラインなどで参加してもらい、パフォーマンスを披露してきました。
しかし今回は、久しぶりにフルメンバーがリアルの参加。
合同会社「道草舎(みちくさしゃ)」の利用者さんやスタッフといっしょに、アフリカ太⿎演奏や「東京ブギウギ」、Mrs.GREENAPPLE(ミセス・グリーンアップル)の「ダンスホール」
に乗って、元気なパフォーマンスを披露してくれました。
「いっしょにね!文化祭」はまだまだ続きますよ!
医療法人財団「老蘇会(おいそかい)」のスタッフを中心に構成するバンド「タートルズ」の演奏
生活介護事業所「ムーチョ」の皆さん。
会場まで来られないメンバーはオンラインで参加してくれました。
暖かなトランペットの音色が心を打つ「ぽっかぽっか’s」のお2人
生活介護事業所「こころや」の皆さんによる演劇「街角キャッツ」
「医療法人稲生会」の、利用者とスタッフの皆さんが、いっしょにパフォーマンスを披露してくれました
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以上、第11回いっしょにね!文化祭開催レポート⑤でした。
続きをお楽しみに