昨日、20時半ころ帰宅途中に高齢女性と会いました。
まわりは、団地を高い石垣が囲み、街灯はあるものの、暗い道を歩いています。
その女性は白髪交じりで、パジャマの上下にベストを羽織り、今日の気温から
すると寒そうに見えます。
場所・時間・年齢・格好が違和感を覚えます。
通り過ぎる際にゆっくり徐行していくと、手に持っている財布のような物はスリッパ
で、片足は裸足。
さらにズボンの片方を膝くらいまでめくっています。
「これはおかしい
」
そう思って声をかけようとしましたが、頭の中でよぎるものがありました。
『声かけ事案』
最近、子供におはようと声をかけての声かけ事案。
女子高生に道を聞いての事案だったりと、些細な感じの事でも問題化するように
感じます。
もしも、この高齢女性が認知症じゃなかったらと考えて声をかけられずにいました。
少し先に行き、様子をみますが、やはり挙動がおかしく見えます。
そうだ、110番
いや、折尾署かなと考えましたが、急ぐ必要があるので、迷わず
110番。
事件ですか?事故ですか?と聞かれ、やっぱり警察署にかけるべきだったかと思い
ました。
事件でも事故でもありません。実は、・・・と上記内容を伝えると、声をかけましたか![]()
と聞かれ、かけられずにいる事を伝えると、声をかけてくださいとの指示。
電話をつないだまま声をかけます。
大丈夫です。家も近くでと言う割には、どちらに行くべきかを悩んでいる様子。
そのやり取りを聞いていた警察も、パトカーを向かわせますといわれ、それまで私が
見ておくようにしました。
近くから見ていると、片足は裸足のためか思いっきり前にこけてしまいました。
車から降りて声をかけると、腰を打っているが大丈夫という。
ここからパトカーが到着するまでの10分程度の長い事。おまけに寒い。
以下が、その間のやり取りです。
私・・・痛くないですか?
女性・・・だいじょうぶです。ちょっと打っただけ。
私・・・お母さんは何歳ですか?
女性・・・50を超えました。
私・・・昭和何年生まれ?
女性・・・6年です。
私・・・ひつじ年ですね!!
女性・・・いいえ
私・・・!!!
女性・・・68になりました。
お父さんが三味線を弾いて、子供たちがたくさん来ているからと
意味不明な話になってきました。
私・・・家はどこ?
女性・・・すぐそこです。
私・・・どこ?
女性・・・どこかね~
大根やら、残ったものを入れてご飯を作りよったけど。
私・・・何ご飯?
女性・・・名前はない。
私・・・お母さんの名前は?
女性・・・◎◎ですと答えるものの、フルネームでは帰ってこなかった。
そして、やっとパトカーが到着。
一人の警察官が女性に質問され、もう一人は私に免許証を求めてきます。
拒否する理由もありませんが、ちょっと不愉快ですかね。
認知症の疑いがある女性は、身分を証明できるような所持品もなく、警察官
の方で対処されるそうです。
認知症サポーターに登録する際に受講した研修では、声をかけるように言われて
いました。
今回、声をかけるのをためらった私。
声かけ事案を疑われるのを避けるため躊躇してしまいました。
私の卑怯さもさておき、声のかけにくい世の中になりました。
私が子どもの頃には、見ず知らずのおじさんやおばさんから、怒られたりした
ことを思い出しました。
(反省した一日でした
)















