数日前、友人から連絡が来て驚いたというか腹が立ったというか、悲しくなったことがありました。


友人は、とある病院で勤務しているのですが、そこに85才の女性が入院してきたとのこと。退院後は施設に入所することが決まっているので、もう自宅に帰ることはない。が、自宅には3才の犬が残されてる。メスのジャックラッセルテリアで、性格は穏やか。ほとんど吠えないそう。でもその犬を引き取れる人は、その85才女性の周りでは誰もいないとのこと。

市の福祉課は犬の処分依頼をしてしまったようだが、殺される前に助けて欲しい!とお願いされました。


ちょい待てや。

85才のバーサンが3才の犬を飼ってる?ってことは?

82才の時にその犬を飼った?

買った?



ジャックラッセルテリアって、小さくてかわいいけれど、狩猟犬のDNAがあるから運動量がすごいし、頑固な性格だから犬初心者や高齢者には飼うのが難しい犬種。

おそらくペットショップから買ったんだと思うのですが、80過ぎの1人暮らしのババアに犬を売る方も売る方だよ!お金さえ手に入れば、その犬の未来なんてどうでもいいのでしょうか?


ワタシが相談を受けた翌日には、その犬は良い家族が見つかったので、めでたしめでたし!

でしたが、お金儲けのためにペットを誰にでも売るシステムは本当にやめてほしいです。



昨日は大谷翔平選手が大リーグのMVPに選ばれましたが、その時大谷選手と一緒にいた犬が注目を浴びてました。



ハイタッチしたり、躾がしっかりされていて、なんて賢い子!

でも見慣れない犬種だなと思い調べてみたところ、コーイケルホンディエというオランダ原産の犬だそうです。大谷くんに撫でまわされたり、チューしてもらったり... 


この犬になりたい‼️


そう激しく憧れ、夢を見たのはワタシだけではないはずです。


このように勝手に妄想してニマニマしてるだけならまだかわいいのですが (←いや、十分気持ち悪いぞ!)、 妄想が暴走して「大谷くんの犬と同じ犬を飼おう❗️」と、後先考えずにローンを組んでまでペットショップで犬を買うアホが沢山出てくるんじゃないかな?と危惧してたら、やっぱりその前兆が起こりつつあるようです。



来年は日本のあちこちでコーイケルホンディエを見かけることになるでしょう。買う前に、飼う前に、いま一度ご自身で飼いきれるのかどうか、よく考えてください。

責任持って最期まで飼える自信のある人が、きちんとしたブリーダーさんから直接購入して欲しいと思います。