制度の狭間に苦しむ若年母子を応援
ある日、ひだまりのホームページに一通のメールが届きました。それが、この支援のはじまりでした。送り主は、児童養護施設で育った21歳の女性。幼いお子さんを育てながら大学で保育を学び、「子どもたちの笑顔を支える保育士になりたい」と懸命に努力してきました。しかし現実には、奨学金を受給していることで生活保護などの公的支援を利用できず、生活が立ち行かなくなるという“制度のすき間”に直面していました。大学を辞めれば支援は受けられる――けれど、それは夢を手放すことでもあります。私たちの願いは、彼女が無事に大学を卒業し、保育士として社会へ羽ばたくこと。そして、同じように悩み、立ち止まっている若いお母さんたちに「諦めなくていい」というメッセージを届けることです。この冬、支援者の皆さまのお力添えにより、大学4年生の母と4歳の娘は、安心して暮らす時間を持つことができました。日々の食事のご支援、そしてクリスマスにはおもちゃまでお贈りいただき、親子共々とても感謝しています。特にクリスマスプレゼントでいただいたお絵かきボードは娘のお気に入りで、毎日楽しそうに使っているそうです。「支援のおかげで、安心して生活することができ、学校のことにも前向きに取り組めています。本当にありがとうございます」箱いっぱいの食品や生活支援は、単なる物資ではなく、「今日を乗り越えられる」「呼吸を整えられる」力でした。今日の不安がひとつ減るだけで、人はまた前を向いて歩き出せます。制度の狭間で支援が届きにくい状況の中でも、彼女は夢と子育てのどちらも諦めずに歩み続けています。私たちは卒業まで、伴走を続けます。来春、彼女は保育士として社会へ羽ばたく予定です。ひだまりは、そして支援してくださる皆さまは、その応援団です。これからも、ともに親子の歩みを支えていただけましたら幸いです。